cozy(2019年3月卒業)
YMCAはどういう場所か
「ありのまま」を受け入れてもらえる
中学校の時に不登校を経験していたので、入学した当時は殻に閉じこもっていて、
「とりあえず学校に行って、授業が終わったらすぐ帰ろう」と思っていました。
そんな私を先輩やスタッフがカードゲームや公園に行くのを誘ってくれました。
それがきっかけで、私の高校生活がこんなに充実するとは思っていませんでした。
キャンプ、農業体験、ソフトボール大会などの行事が沢山あり、
強制ではなく自由に参加可能なのですが、
普段の日常ではできないようなことをする貴重な機会をたくさんもらい、
思い出が出来ました。
私が印象深い行事は、毎年夏に行われる山中湖(山梨県)キャンプです。
1年目の人たちにとって、YMCAで初めてとなる宿泊行事でもあります。
緊張はしますが、自然の中で2泊3日スタッフや仲間と、色んな工程を通して
「仲良くなれるきっかっけ」を作ってくれました。
同じ時間を共に過ごしていく中で、今まで閉じこもっていた殻が破れるようになり、
休日にカラオケや公園など「友だちと出かける」ということが、
中学校の時は体験できなかったので、楽しかった思い出が今でも忘れられません。
卒業して約3カ月が経ち、今は大学生活を送っています。
普段の高校とは違い、ゆるい生活から抜け出せないままYMCAシックになり、1カ月に1回YMCAに遊びに行っています。
行く度に「やっぱり楽しかったなぁ、懐かしいなぁ」と思います。
YMCAは卒業しても「帰れる場所」であることが、私たち卒業生にとっていかにありがたいかに気付き、
在学生の様子を見ながら、色んな人が集まってお互いに「ありのまま」を受け入れたことで、
時間の経過と共に自然と慣れていき、悩みもでてくるけれどとても充実し、学びの多い高校生活になります。
学校に行っていなくて悩んでいるままより1回見学してみると気持ちが変わるかもしれません。
スタッフや在校生の仲間たちがきっと受け入れてくれます。
入学しようと決めた瞬間にはわからないのは当たり前で卒業してから思うことですが、
通信制なので学校に行く行かないや、行事に参加するしないは、すべて自分が決めることから、
いかに高校生活を楽しく過ごせるかと言うことも「自分次第」です。
これを読んで、悩んでいる人はもちろんのこと、保護者の皆さまに、
少しでも興味を持って頂けたら幸いです。
読んでいただきありがとうございました。