歴史
YMCAは、1844年イギリス・ロンドンで誕生しました。産業革命が進み、青年を取り巻く環境が悪化する中、12名の若者たちが同世代の人格的成長や生活改善を願って組織したのがYMCAの歴史の始まりです。現在では120の国と地域で約6,500万人が活動しています。
日本においては、1880年(明治13年)に日本で最初のYMCAとして東京YMCAが設立され、教育、運動、地域社会の発展に幅広く貢献してきました。幼児教育・保育事業、国際、野外教育、ウエルネス(健康教育)、障がい児・者プログラム、専門学校など、活動を展開しています。東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。
幼児教育の分野では1951年(昭和26年)、東京都江東区に江東YMCA幼稚園の前身である『育心会保育園』を開設し、戦後まもなく幼児と家庭への働きとしての事業をスタート。1980年(昭和55年)12月15日、『学校法人東京YMCA学院 江東幼稚園』として認可され、60年にわたり幼児教育事業を展開しています。また、保育事業においても江東区、港区、世田谷区で認可保育園、認証保育園、学童クラブ等の保育分野での働きをすすめています。これら幼児教育・保育事業は、YMCAの精神であるキリスト教の考えを基に、神様から与えられた子どもの生命を大切に、生きる・生き抜く基盤を養うことを目指して行っています。