私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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杉並

【ウォーキングのご案内】かつての別荘地、荻窪の歴史的建造物(WHO)11/27

「ウォーキング・ホリデー・オギクボ(WHO)」は、月に1度、東京近郊を歩く会です。 健康作りや仲間作りを目的に1997年に開始。以後20年余、会員ボランティアが中心となって、欠かさず開催しています。


第234回となる2019年11月は、かつての別荘地、荻窪の歴史的建造物を巡ります。
どうぞお気軽にご参加ください。

==【2019年11月のご案内】==
杉並・荻窪は、昭和の初め著名人が居を構え別荘村と言われ、その一部が歴史的建造物として今に残っています。代表的なものは近衛文麿首相の私邸で、昭和史の舞台となった荻外荘(てきがいそう)であり、日本最初のクラシック音楽評論家と言われる太田黒元雄の邸宅跡、太田黒公園です。
一方、青梅街道に沿っては、井伏鱒二が、「昼間、ドテラを着て歩いても後ろ指をさされない」と記したように,若い文士たちが住みやすい町があったようです。今回は、邸宅跡と、太宰治の下宿跡、与謝野鉄幹・晶子の旧居跡を訪れ、木々に深まりゆく秋を感じましょう。


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太田黒公園のイチョウ並木
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昭和史の舞台となった近衛文麿首相の私邸・荻外荘
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太田黒公園のイチョウ並木


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昭和史の舞台となった近衛文麿首相の私邸・荻外荘



【日にち】2019年11月27日(第4土曜) 9:45~15:00頃

【コース】JR中央線荻窪駅⇒教会通り商店街⇒太宰治下宿跡⇒天沼弁天池公園(郷土博物館分館)⇒天沼八幡神社⇒西郊ロッジング⇒太田黒公園-角川庭園⇒荻外荘⇒与謝野鉄幹・晶子旧宅跡⇒バス・停荻窪4丁目⇒<バス>⇒荻窪駅・高井戸駅・蘆花公園駅
(コースの一部を変更もあります)

【集 合】JR中央線 荻窪駅 北口ルミネ前 9:45

【解 散】JR中央線 荻窪駅 15:00頃
  
【持ち物】弁当、飲料、敷物、名札。
*名札の裏面には、緊急連絡先を必ず記入してください。
*お弁当は出発前に必ず用意してください。

【参加費】300円 
*初参加の方は、名札代200円別途。
*施設入場料、交通費は別途


【問合せ】東京YMCA杉並センター
*事前の予約は不要です。現地に集合ください。
*ご不明な点などありましたら、下記フォームからご連絡ください。





【今回のみどころ】
太宰治下宿跡:今年生誕110年の太宰治が、最初の妻初代と住み「人間失格」を執筆した下宿跡。碧雲荘は、大工の棟梁が建てた高級下宿。玄関の窓にはステンドグラスがはめられていた。トイレの窓から富士山が見えた。太宰は妻と離別し、身一つで近くの下宿に移った。昭和8年から13年まで住んだ。建物は2017年に、湯布院に移築された。土地は杉並区の施設の一部となっている。

オーロラの碑:世界の原水爆禁止運動は、杉並区公民館で主婦の勉強会から始まった。発祥記念碑が、公会堂跡地に建つ。

西郊ロッジング:昭和初期に賄い付きの高級下宿として建てられ、現在は旅館。国の登録文化財。

太田黒公園:戦後のNHKラジオ番組『話の泉』の人気解答者だった音楽評論家・太田黒元雄が昭和7年から54年まで過ごした邸宅。没後、夫人から寄贈された杉並区が整備した。樹齢100年の27本のイチョウの大木並木、秋の紅葉のライトアップも人気。昭和8年に建築された洋館には、愛用のスタインウエイ社製のピアノが展示されている。登録有形文化財。

角川庭園(幻戯山房):角川書店創業者の角川源義(げんよし)の旧邸宅。庭園は樹木の種類が多い。句会が行われる幻戯山房にも入れる。

荻外荘:太平洋戦争時の首相、近衛文麿の元私邸。本邸は新宿区目白にあったが、遠く富士山を望めるこの家が気に入り、ここに住んだ。昭和16年、対米開戦を回避しようと東郷英機陸軍大臣らと行った「荻外荘会談」など、重要会議の舞台となった。敗戦後、A級戦犯容疑で出頭を求められた朝、自殺した。土地建物は、杉並区が31億円で取得、1960年に練馬区に移築していた玄関棟、客間棟も2018年、杉並区が買い戻し、元の姿に復元する。国指定の史跡。

与謝野鉄幹・晶子旧居跡:与謝野鉄幹・晶子が、関東大震災後から晩年を過ごした旧居跡。借地に晶子が設計した。当時は、富士山が望めた。死後、南荻窪中央公園となったが、地元の要望で与謝野公園と改称。14基の歌碑には2人の歌が記されている。


【11月のコース下見から】
今年は太宰治の生誕110年ですから、年内に杉並のゆかりの地を訪ねたいと思っていました。一方、11月のWHO例会日当日は、浅草の樋口一葉記念館で一葉祭があるので、これに合わせてはとも。混むかどうか記念館に問い合わせたら、23日~25日は入場無料で、24日には水谷八重子の朗読や講演があるので、大賑わいとのことでした。一葉には〚おおつごもり〛という作品もあることから、12月に行うことにしました。11月は、太宰です。(吉田)

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太宰治が「人間失格」執筆した下宿跡地の表示
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広島の原爆投下の時刻を示しているゆがんだ時計(天沼もえぎ公園)
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太宰治が「人間失格」執筆した下宿跡地の表示


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広島の原爆投下の時刻を示しているゆがんだ時計(天沼もえぎ公園)



-WHO 2019年10月ご報告- 「国立の谷保天神とキウイ狩り」

前日の激しい雨は、このまま降りやまないのではと思うほどでしたが、10月26日は秋晴れとなりました。参加者は41人。案内には書かない趣向を2つ仕込んでいました。参加された方はカンが良い。

中央線国立駅からバスで南武線谷保駅へ移動、東日本の天満宮では最古の谷保天満宮へ。お話が上手と伺った権宮司さんに、解説をお願いしていました。国宝や歴史資料が展示されている資料室で、30分以上の解説を聴きました。天満宮と天神の違い、谷保神社の由来、菅原道真の流罪や、災除け、豊作祈願、学問の神、車のお祓い、それぞれのご利益の時代背景による変遷など、ユーモアを交えて語られました。

電車で1駅移動して、矢川を遡行。川幅約2mながら、水量は多く川底の小石が見える透明度です。水源の湿原でUターンして国立市街地へ。東京武蔵野多摩ワイズメンズクラブの石丸由理さんが主宰するリトミック教室で休憩させてもらいました。お願いして、リトミックのスタジオで輪になって座り、石丸さんの語りと講師の先生の伴奏で、秋の歌を主に5曲ほど歌いました。

ここから5分の距離にある「澤登キウイ園」では、それぞれ枝から摘果し、1㎏600円で買いました。果肉の色は、緑、黄、赤とあり、木からもいで、常温で2週間の追熟が必要。それを楽しみに、重いリュックを背負い、国立駅まで歩きました。     (吉田)

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参加者は41人
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谷保天満宮で縁起 を聴く
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参加者は41人


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谷保天満宮で縁起 を聴く



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矢川の水源地・矢川緑地保全地域の林
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摘果を待つキウイフルーツ
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矢川の水源地・矢川緑地保全地域の林


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摘果を待つキウイフルーツ





【WHO今後の予定】2019年12月21日(第3土曜) 樋口一葉の浅草・本郷

※さまざまな事情で予定が変わることがあります。『WHOリポート』か新着情報でご確認ください。