私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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障がい児・者プログラム

障がい児・者プログラム

YMCAでは、「障害者」とは表記せず、「障がい者」と書きます。「害」のある人はいないからです。YMCAは、誰でもかけがえのない存在であるというキリスト教精神を基にして、古くから障がい児・者の野外活動、余暇活動、体育活動などを行なっています。
障がいのある方とそのご家族は、外出が難しかったり、時には差別に直面したりと、私たちが想像する以上に困難な生活をしています。YMCAは、このような方々の社会参加の機会を増やし、心豊かな生活が送れることを願って活動しています。同時にこの活動は、関わる私たちにとっても、視野を広げてくれる活動だと、多くのボランティアたちは言います。
共に支え合い、心豊かに生きる。YMCAはそんな「福祉社会」を目指しています。

活動内容

スタッフ・指導者体制

YMCAの活動は、「ユースボランティアリーダー(通称:リーダー)」とよばれる18歳以上の青年たちによって支えられています。リーダーは、常に参加者のそばにいて安全管理をしながら、一緒に活動を体験し、共に喜び、悲しみ、励まし合い、その成長を見守っていきます。 リーダーたちは事前に、障がいについての学習やレクリエーション指導法などさまざまなトレーニングを受け、また「リーダー会」とよばれる準備会を何度も行なって、活動を運営しています。

リーダーたちを指導するのは「ディレクター」とよばれるYMCA職員です。また障がいに関する専門家もかかわっています。活動によっては、専門家も引率するなど、アドバイスを得ながら活動しています。

支援体制

プログラムを安全に行なうためには、たくさんのボランティアが必要です。また、設備などにも配慮を要するため、一人当たりの参加費用が高額になります。またボランティアのトレーニング費用もかかります。 その費用は、多くの企業や個人による寄付、また「YMCAインターナショナル・チャリティーラン」などのチャリティーイベントの益金によってまかなわれています。共に生きることを願う、たくさんの方々の思いが込められた活動です。

YMCAインターナショナル・チャリティーラン障がいのある子どもを支援する「YMCAインターナショナル・チャリティーラン」には、毎年多数の企業・団体が参加しています。

YMCAの障がい児・者プログラムの歴史

YMCAは戦後まもない1950年代から、社会に先駆けて、障がい児・者の活動を行っています。YMCAは戦後まもない1950年代から、社会に先駆けて、障がい児・者の活動を行っています。

  1. 1953年

    日本で初めて肢体不自由児のためのキャンプを実施(神戸YMCA主催)

  2. 1957年

    「手足の不自由な子どものキャンプ」を開始。

  3. 1966年

    「肢体不自由児蔵王雪上教室」を開催

  4. 1978年

    知的障がい児のスポーツクラス「フィットネスクラス」を開始

  5. 1979年~

    知的障がい児・者の余暇活動「あおぞら」を開始

  6. 1996年~

    発達障がいのある子どもたちの社会性トレーニングクラス「ASCA」開始