私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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バングラデシュYMCAとのパートナーシップ

バングラデシュYMCAとのパートナーシップ

バングラデシュは、アジア最貧国の一つといわれている国です。学校に通えず、読み書きのできない人の割合は、年々減っているもののまだまだ多く(2020年現在15歳以上の識字率72.9%)、そのため仕事につくこともできないなど、貧困の連鎖が深刻です。特に女の子は教育を受ける機会が制限されてきました。

バングラデシュYMCAは、この国が独立した1971年に創立。度重なる植民地支配と戦争による破壊の中での苦しいスタートでしたが、武器を捨てたばかりの若者が再び学業に専念し、仕事に復帰するための環境整備に尽力しました。現在は国内に11の拠点を持ち、教育や職業訓練など、主に貧困問題に取り組んでいます。

東京YMCAは、1990年にバングラデシュYMCAとパートナーシップを結び、現地YMCAが行う以下の活動を支援しています。

働く子どものための学校

バングラデシュの初等教育は、日本と同様に完全無償の義務教育ですが、多くの家庭が貧しさ故に子どもたちを家事労働などの担い手とせざるを得ない状況があります。しかし教育を受けなければ就職も困難となり、貧困から抜けられないという悪循環が生み出されていきます。
YMCAは、NFPE(Non Formal Primary Education)という私設の学校を作り、家事や家畜の世話をしながらでも通学できるよう支援しています。子どもたちの負担にならないよう、授業時間を短くし、学習用具も貸し出しています。クラスは男女ほぼ半数ずつです。授業料は無料。他のNGOの支援が行き届きにくいイスラム教徒の子どもたちや障がい児も多く通学しています。

働く子どものための学校

東京YMCAは、定員40人の学校を計7校支援しています。また、2003・2004年度に、桜美林大学との共催で行われた「バングラデシュ青年ワーク交流キャンプ」に参加した学生たちが、当時存続が危ぶまれていたエディルプールYMCAの学校(NFPE)を財政的に支援する団体「東京YMCAチョトショプノ~バングラデシュの子どもたちの教育を支える会」を結成。現在も支援は継続され、交流の輪が広がっています。

働く子どものための学校

中学卒業資格の取得支援(SSC=Secondary School Certificate)

バングラデシュでは、日本の中学校程度の卒業資格(SSC=Secondary School Certificate)を得るための公的試験があり、この試験に合格しないと就職も進学も困難になります。しかし実際には、教育費の問題などにより中途退学する生徒が多く、資格を得られない子どもが大勢います。YMCAはそうした子どもたちのために、学習指導と経済的支援を行っています。毎年各地域で20人ずつ生徒を選び、3ヶ月の間奨学金を支給し、試験に合格できるよう学習指導しています。

中学卒業資格の取得支援(SSC=Secondary School Certificate)

避難用シェルター建設

バングラデシュは、ガンジス川など大河川の下流デルタ地帯にあるため、国土のほとんどが海抜ゼロメートルに近く、しばしば洪水に見舞われます。他方で、大半の家屋が土や木で作られているため、災害時に逃げ込める建物が少ないのが現状です。2007年の大洪水では国土の半分以上が浸水。伝染病も蔓延し、4000人以上が亡くなりました。東京YMCAは、ロータリークラブの支援により、これまでに7棟のフラッドシェルター(避難施設)を建設しました。災害時の避難場所としてだけでなく、普段は学校やコミュニティーセンターとして活用されています。

避難用シェルター建設