私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

  1. ホーム
  2. お知らせ
  3. 【台風15号19号被災地支援】長野で泥かき作業を行ないました

お知らせ

災害復興支援

【台風15号19号被災地支援】長野で泥かき作業を行ないました

台風15号19号の復興支援のため11月22日夜から24日、東京YMCAの学生・職員計15人が長野市北部で泥かき作業を行ないました。

長野市は、千曲川の決壊で4000軒近くが浸水。家屋損壊も1500軒を越え、現在も400人以上が避難所で暮らすなど長野県内でも特に大きな被害を受けています。東京YMCAは今回、長野市北部災害ボランティアセンターを通して、決壊場所から100メートルほどの味噌醸造場と個人宅の泥かき・清掃作業を行ないました。

 

20191122_01.jpg 20191122_02.jpg
20191122_01.jpg


20191122_02.jpg



作業に伺った長野市津野のみそ蔵「小川醸造場」は、今年の「全国味噌鑑評会」で農林水産大臣賞を受けたという伝統ある醸造場ですが、床上2mの浸水に遭って蔵は全壊。500kgのタンクが1キロメートル先に流されるほどの大きな被害を受けました。けれども4代目の小川さんは「この地でみそを作り続けたい」と、再開を目指しています。
⇒小川さんが掲載された『信濃毎日新聞』の記事はこちらから

20191122_03.jpg 20191122_04.jpg
20191122_03.jpg


20191122_04.jpg



2日目に訪問した個人宅では、大きな泥かき作業は済んでいたものの「床も壁も泥だらけで靴を脱いで暮らせない」との依頼で、主に拭き掃除をお手伝いしました。

20191122_05.jpg 20191122_06.jpg
20191122_05.jpg


20191122_06.jpg



泥に浸かった柱や床の清掃は非常に手間がかかり、作業にあたったボランティアたちは、「10回くらい拭いても泥が落ちない」「板の目や窓のさんなどから次々と泥が出てきて、押し入れの拭き掃除だけで1日かかった」と苦戦。床下は乾燥させなければならないため高圧洗浄機は使えず、固まった泥はヘラで削り、ひたすらに雑巾がけを続けました。
作業後この家主さんは、「家がきれいになると、心も軽くなって前向きになれる」と喜んで、浸水を免れたリンゴをお土産にくださいました。
1日目の小川さんと同様に、前向きに生きる姿に、ボランティアに行った私たちの方が勇気と元気をいただくことができました。

今回のボランティア派遣にかかる宿泊交通費などは、皆さまからお預かりした募金を充てました。また宿泊場所には、「東京YWCA野尻キャンプ」をご提供いただきました。皆さまのご厚志によって作業ができましたことを感謝してご報告します。

長野市では、雪が降り始める12月中旬までにできる限りの復興を目指しており、東京YMCAは今後も支援活動を継続してまいります。

(会員部 中里敦)


引き続き、募金へのご協力をお願いいたします。
⇒ 振込先など詳細はこちらから

⇒ チャリティーコンサートも実施します(12/13)