私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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【活動報告】ハンセン病療養所「多磨全生園」を見学しました(ペタペタの会)

西東京コミュニティーセンターのサポートチーム(会員によるチーム)の企画による2013年から開催しているウォーキングイベント「ペタペタの会」⇒
2019年11月2日に行われた第13回はハンセン病国立療養所「多磨全生園」に行きました。
秋晴れのほどよい気候の中8人の参加者と東村山駅に集合し、のんびりとおしゃべりを楽しみながら1時間程歩いて多磨全生園に到着。

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全体は東京ドーム8個分の広大な敷地
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入所者の手で育てられた樹木
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全体は東京ドーム8個分の広大な敷地


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入所者の手で育てられた樹木



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昔の宿舎
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園内のカトリック教会
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昔の宿舎


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園内のカトリック教会


園内は緑も多く開放的な雰囲気を感じながらも、当時は塀に囲まれ外に出ることがゆるされなかった生活ぶりを思いながら1時間くらい歩き、国立ハンセン病資料館へと向かいました。資料館では、語り部によるDVDを視聴し、学芸員から資料館の説明を受けた後、資料館内を自由に見学しました。


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資料館内、学芸員による説明
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資料館前にて
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資料館内、学芸員による説明


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資料館前にて


自由を奪われ、家族までもが差別に苦しみ、時には命が奪われることもあった事実を知り、心が苦しくなる場面もありました。しかし、そのような中でも自由を得ようと闘う姿に生き抜く力強さを感じることもできました。

当時のことを想うことしかできませんが、ハンセン病の理解を深め、現代にもある差別や偏見などを考えるひと時でもありました。


コミュニティーセンター統括 中里 敦

次回は、2020年春に予定しています。ぜひご参加ください。