お知らせ
130人の子どもたちが着衣泳など体験「水上安全キャンペーン」
子どもたちを水難事故から守るため全国のYMCAは6月18日、「水上安全キャンペーン」を行ないました。
東京YMCAでは、山手センターと東陽町センターの2カ所で「着衣泳体験」などを実施。
年中から小学2年生まで131人が参加しました。
YMCAでは30年以上にわたって毎年このキャンペーンを実施していますが、今年は特に、
海や川などに近い環境を疑似体験してもらおうと、
波が起きている場所を歩いたり、
黒いゴーグルをして視界の悪い水の中を体験したり、
ひもを巻き付けたフープをくぐって、海藻にからまる体験をするなど、
プールとは違う環境で着衣泳などの体験をしました。
子どもたちからは、「服を着たまま水の中に入ると、洋服がすごく重くなる」
「何も見えない水の中はすごく怖い」などといった感想が聞かれました。
また保護者からも「なかなかできない体験ができて良かった」などの声をいただきました。
また恒例の「20m(東陽町は25m)チャレンジ」の体験クラスでは、20m(25m)泳げない子どもたちを対象に
浮き具などで呼吸を確保しながら、身を守るための術を体験・習得しました。
終了後、お迎えに来ていた保護者に「25m頑張ったよ!!」と嬉しそうに報告する姿も見られました。
水の事故の多くは、岸から3m以内でおきています。
それは、誤って水に落ちると気が動転してしまい、岸に戻りたくても戻れないためです。
YMCAでは"あわてて戻ろうとせずに「浮いて待つ」こと"など、安全の知識を、体験を交えながら伝えています。
実際にこのプログラムを体験することで水の事故が少しでも減り、かけがえのないいのちが守られるよう、全国のYMCAは今後も安全教育を推進してまいります。