私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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お知らせ

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【報告記事】水の事故から身を守る 親子で着衣泳体験

東京YMCA山手コミュニティーセンターでは6月27日、幼児小学生の親子を対象に着衣泳体験会を実施。計●人の親子が参加しました。この体験会は、全国YMCAの『ウォーターセーフティーキャンペーン』の一環で開催したもので、7月11日には東陽町センターでも開催を予定しています。

YMCAでは1981年から40年余にわたって水上安全教育に取り組んでおり、現在では各地の教育委員会にも後援いただき、子ども向けのハンドブックを地域に配布するなど、安全知識の普及に尽力しています。

昨年度は新型コロナのため動画配信となりましたが、今年は感染対策をした上で下記内容の体験会を開催することができました。参加できなかった皆さまもどうぞご参考ください。


●体験① まずはルールを覚えて
「子どもだけで池や川で遊んではだめ」「おぼれている人を見かけても、手や棒などを差し伸べてはいけない」など、水辺の注意事項を学びました。

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●体験② 流れるプール
みんなで同じ方向に歩いて「流れるプール」を作った後で、「反対周り!!」
わずかな流れでも水の力は強く、水流に逆らうのは難しいことを体験。
川や海など流れがあるところでは、泳力があっても流されてしまうことを学びました。

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●体験③ 着衣で浮いてみよう
もしも水に落ちてしまったら慌てて岸にあがろうとせず、あおむけに浮いて呼吸を確保し、助けを待ちます。
服は保温効果もあるので脱ぐ必要はありません。くつも浮力効果があるのではいたままでOK。とにかく力を抜いて呼吸を確保します。小さなペットボトルでも、喉元に持てば息がしやすくなります。

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●体験④ 障害物を体験
川や海では、海藻や石など障害物がいっぱいです。
ひもを巻いたフラフープをくぐったり、リーダー(スタッフ)が泡立てた波の間を通り抜けたり、人形がゴロゴロと沈んでる所を歩いたり。服を着て岸に上がる難しさも体験しました。子どもだけで水遊びをするのは危険だということを実体験で学びました。

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●保護者の感想より
「大人が体験できる機会は少ないので、貴重な体験ができた」
「服やくつを無理に脱がない方がいいなど、大人でも知らないことがあった。勉強になりました」
「実際に水に落ちてパニック状態になった時にどこまでできるか自信はないですが、だからこそ体験しておくことが大事だと思いました」

みなさまご参加ありがとうございました!
この知識を活かして、ぜひ安全で楽しい夏休みを過ごしてください。

なお、全国YMCAで作成している「ウォーターセーフティーハンドブック」は、下記から無料でダウンロードいただけます。AEDなど大人でも役立つ知識を、お子様にもわかりやすく紹介しています。ぜひご活用ください。

ハンドブックのダウンロードはこちらから⇒