【感謝報告】サンタクロースに支援されながら～amazon「みんなでサンタクロース」

今年度からスタートした外国にルーツを持つ子どもたちの学習クラス「サニーサイド」では、10月末に来日した小学1年生と高校への入学を目指す16歳の2人が勉強を続けています。
当初は、日本語が不得手な子どもたちへの学校の勉強の補修のサポートを予定していましたが、目の前の日本語での授業が分からずに困っている状況の中では、日本語の初期指導を実施することが必要になりました。

そんな中で、Amazonによる社会貢献活動の一つである「みんなでサンタクロース」の「ほしいものリスト」にテキストやひらがな積み木、そしてポケトークをお願いしたところ、多くの方の支援があり、クラス運営がとても充実したものとなりました。

小学校1年生の子どもが学校でも日本語がわからないまま授業を受けた後に、夕方まで日本語を勉強する集中力を保つことは難しく、カルタ等を利用しながらサポートをしていましたが、イラストの多いテキストやひらがな・カタカナが書かれた積み木などが加わったことにより、しりとりやクイズ形式で楽しみながら日本語が学ぶことができるようになりました。

また、受験勉強で困っていることや保護者の生活における悩み、行政のサービスにつなぐためには、日本語や英語だけでなく、母語での支援も必要となります。携帯のアプリを利用していましたが、ポケトークでは細かなニュアンスまでもカバーすることができ、意思疎通の精度が一気にあがり、コミュニケーションがとりやすくなっています。

日本で生活をする全ての子どもたちが、自分がやりたいことを選び取れるような社会を作りたいとスタートした活動ではありますが、そのことを支えてくれる多くの方（サンタクロース）がいることに励まされて、2024年のクラスがスタートしています。多くの支えに感謝をしながら、これからも子どもたちの可能性を広げることができるような活動を展開していきたいです。

居場所事業MD　江尻明子