ご報告
ウクライナの"いま" ―戦時下の子どもたちに希望を―
6月27日、ウクライナYMCAのビクター総主事が来日。東京YMCAにて報告会を行いました。
ウクライナでは今も多くの街が被害を受け、人々が困難な状況の中にいます。そんな中でもウクライナYMCAは、避難民への支援、子どもや若者へのキャンプや教育プログラム、心理的サポートなど、幅広い活動を続けています。
「困難な状況下でも人生は続きます。だからこそ、"普通の生活"を送れるように、これまでと変わらず活動を行うことが非常に大切です」と、ビクター総主事。
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戦時下でも希望を見いだせるようにと、ウクライナYMCAでは談笑の場や、読書クラブ、映画鑑賞会など、子ども・若者向けの活動を続けています。ただし、空からの攻撃や地雷などの危険があるため、アートや歌などの室内プログラムが中心です。子どもたちは屋外活動を好みますが、なかなかできません。警報が頻繁に鳴り響く中、子どもたちは常にストレスに晒されており、安全な場所での活動が強く求められています。
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東京YMCAからの寄付により、2022年から継続的に、比較的安全な郊外で子どもたちに夏・冬のキャンプを実施することができました。キャンプ中は、参加する子どもたちにも笑顔が多く見られるとのこと。
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ビクター総主事からは最後に、これまでの支援への感謝が述べられるとともに、今後も活動を継続していくために、引き続きのご支援をお願いしたいと語られました。
続いて日本YMCA同盟の横山さんから、戦争の影響で日本に避難してきたウクライナの人々の支援報告がありました。これまでに170人以上がYMCAの支援で日本へ避難しています。現在、日本には約1,900人のウクライナ避難民が暮らし、その多くが東京で生活しています。
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避難が長期化する中で、公的支援の期限や就労の難しさなど、新たな課題も出てきています。それでも「日本に残って暮らしたい」と願う人が増えており、子どもたちも日本語を覚えて、学校や地域に馴染み始めていることが報告されました。
戦争が続く今、YMCAはこれからもグローバルネットワークと共に、ウクライナの人々の"これから"を支える活動を続けていきます。引き続きのご支援をお願いいたします。
主に戦禍で日常の生活を奪われているウクライナの子どもたちを支えるプログラム、国内避難民の家族の支援、心のケアのために用いられます。
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