お知らせ
熊本地震から1年、現地訪問レポート
熊本地震から1年が経った4月15~16日、東京YMCA職員の佐久間眞人と秋田正人が、現地を訪問しました。2人は昨年の地震後、熊本YMCAが運営していた避難所に行き、避難所の体制を整備するなど、支援活動にあたりました。
現在の様子をレポートしてもらいましたのでお知らせします。
1年が経った避難所を見に行きました。
益城町の総合体育館はその後の調査で損傷が激しいことがわかって閉鎖となり、中に立ち入りのできない状態でした。
御船町スポーツセンターは、体育館以外は復旧し、プールでは子どもたちの歓声が上がっていました。
益城町総合体育館 | 御船町スポーツセンター |
熊本YMCAは、地震直後から運営してきた避難所を10月末で閉じた後、現在は仮設団地内での「支え合いセンター」を受託運営し、見守り支援活動などを行なっています。
熊本YMCA自身も被災し、いまだに復興の途上にありますが、1年の区切りに前向きなメッセージを発信しようと4月15日、御船町スポーツセンターで『熊本未来笑店街』を開催しました。
テーマは「熊本地震から一年。進もう前へ。」。
「ふっこう商店街」のコーナーでは、御船町と益城町の野菜などを販売したほか、ゲームコーナー、展示会、ミニフリマなどが並びました。また「熊本地震で何が求められ、これから何をすべきか」について、復興祈念パネルディスカッションを開催(=写真)。
さらに、熊本出身の行定勲監督の映画「うつくしいひと」上映など、たのしいイベントが行われました。
会場には、益城町や御船町の避難所で生活をされていた方も来場され、スタッフや避難生活を共にした仲間との再会を喜ぶ姿も目にすることができました。
現地スタッフの話によると、今仮設住宅に入っている方の約半数が公営住宅への入居待ち、残りの半数が自宅再建中、とのことでした。
復興の道はまだまだ続きます。
被災地への関心を失うことのないように、全国のYMCAは支援を続けてまいります。
熊本YMCAの支援活動の様子は、こちらのフェイスブックをご覧ください。