感謝報告
【感謝報告】ウクライナYMCA支援活動報告会
「東京YMCAウクライナ募金」には、多くの皆様に温かなご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
東京YMCAは、これまでに、日本へ避難されて来た方々の生活支援のために日本YMCA同盟に200万円を、ウクライナYMCAの活動を支援するために直接ウクライナに30,000ドルを送りました。
皆様への感謝と報告の機会として、2022年12月14日(水)、東京とキーウを直接ズームでつなぎ、ウクライナYMCA総主事とウクライナのスタッフ10名による報告会を行いました。
東京YMCAは、20 年にわたりウクライナYMCAと平和交流を続けています。ピーススタディーツアーとしてウクライナを訪問したり、インターネットを通じてお互いの国の詩を朗読したり、と友情を育んでまいりました。毎年12 月には、双方のYMCAの子どもたちが手作りのクリスマスカードも交換しています。
昨年2 月に、突如としてウクライナの平和が奪われる事態となって以降、東京YMCAはウクライナYMCAと頻繁に連絡を取り合い、支援を続けてきました。
報告会では、現在のウクライナの状況や、東京YMCAから送金した支援金を用いて行われた活動について、現地からの報告を聞きました。
◆深刻な戦争被害
ウクライナ国内で約1万棟ものビル、約100本もの橋が破壊され、キーウでも約700棟のビルが破壊された。 キーウのインフラはかなりの攻撃を受け、電力不足となっている。 約50%のインフラが影響を受けている。
◆ウクライナYMCAの活動
◆ウクライナYMCAの活動
ウクライナYMCAは国際社会のサポートにより通常運営を続けており、 子どもから大人まですべての人々に対してプログラムを提供してい る。
戦争が始まってからもユースを中心とする人道支援活動を展開し、西の方にある2つのYMCAをハブ拠点として活動した。
YMCA Kremenchukには、毎日約60人のボランティアが関わり活動するが、イベント時はさらに多くのボランティアが集まる。子どもの心のケアを行い、幼稚園機能も担っている。
YMCA Zhytomyrには、勉強のクラス、遊びのクラス、感情や道徳を教育するクラス、アートセラピーのクラスなどがあり、軍人の子どもも参加する。子どもの人数を増やし、ティーンエイジャーも加えたいと考えている。
◆東京YMCAからの支援金による活動
◆東京YMCAからの支援金による活動
東京YMCAからの30,000ドルの支援金により、ウクライナ国内の幾つかのYMCAで子ども達のキャンプやファミリーキャンプなどのプログラムが実施され、1,000人の子ども達が参加した。
あるキャンプでは、ゲームや編み物ワークショップを行ったり、母国の自然について学ぶ機会を持ったり、メンタルヘルスのアクティビティを行ったりした。どのプログラムも子どもたちが戦争を忘れてリラックスでき、 子どもらしい生活を取り戻せるよう、工夫がされていた。
別のサマーキャンプでは、「一人じゃないよ」というテーマの下、自分の成長や友人の大切さを学んだ。主な参加対象者は軍人家族や避難民で、47%のキャンパーが無料で参加した。子ども達に楽しい時間を過ごしてもらうことに重点をおいた。
◆今後必要な物
あるキャンプでは、ゲームや編み物ワークショップを行ったり、母国の自然について学ぶ機会を持ったり、メンタルヘルスのアクティビティを行ったりした。どのプログラムも子どもたちが戦争を忘れてリラックスでき、
別のサマーキャンプでは、「一人じゃないよ」というテーマの下、自分の成長や友人の大切さを学んだ。主な参加対象者は軍人家族や避難民で、47%のキャンパーが無料で参加した。子ども達に楽しい時間を過ごしてもらうことに重点をおいた。
◆今後必要な物
これから寒い冬の課題があり、状況はかなり厳しい。ロシア軍は50%のインフラを破壊したため、電気、暖房、水がない時間帯が頻繁にある。今後必要な物として、ガス、ストーブ、ろうそく、ランプ、魔法瓶、発電機、食料、充電器、反射用タスキ、毛布、防寒着、消火器など。
◆ウクライナYMCAの総主事より
◆ウクライナYMCAの総主事より
YMCAの活動は、いかなる状況でも継続する。子ども達には楽しい生活が必要であり、YMCAはそれを提供することが可能である。東京YMCAの皆様からの寄付やサポートに深く感謝する。協力すれば、すべてを乗り越えられると信じている。
報告会では、このような内容が語られました。
報告会では、このような内容が語られました。
東京YMCAは、一日も早く平和が戻ることを願いながら、これからもウクライナYMCAの活動を支援します。
引き続き、皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。募金へのご協力はこちら⇒