【活動報告】「いのちを守る講習会(親子着衣泳体験)」を実施しました
― 水辺での安全について考える「ウォーターセーフティーデー」 ―
■ ウォーターセーフティーデーとは
全国のYMCAでは、1981年から毎年6〜9月を「ウォーターセーフティーキャンペーン」として、水辺での事故防止に取り組んできました。地域の子どもたちと保護者に向けて、水辺の安全や命を守るための知識・行動を伝える活動を展開しています。
特に毎年6月の第3日曜日は「ウォーターセーフティーデー」として、全国のYMCAが一斉に水辺の安全を考える取り組みを実施しています。現在は教育委員会の後援を受けて、小学校での出前授業やハンドブック配布など、学校や家庭と連携した活動も広がっています。
(後援:新宿区・新宿区教育委員会/中野区教育委員会/文京区教育委員会/豊島区教育委員会/江東区教育委員会/品川区教育委員会/港区教育委員会)
■ 着衣泳体験会を開催しました
2025年6月、東京YMCAは都内3会場で親子を対象とした「いのちを守る講習会(着衣泳体験会)」を開催しました。
【実施概要】
6月22日(土)
・山手コミュニティーセンター
① 10:00〜12:00(7組14人)
② 13:30〜15:30(9組18人)
・ウエルネス東陽町
① 10:00〜12:00(11組22人)
② 13:30〜15:30(9組18人)
6月29日(土)
・ウエルネスガーデン品川御殿山
① 9:30〜11:30(9組18人)
② 13:00〜15:00(8組16人)
合計:53組・106人の親子が参加しました。
■ 講習会のプログラム内容
● 紙芝居で学ぶ水辺の安全
・水辺で安全に過ごすための心得
・溺れている人を見かけたときの対応方法
→動画はこちら
● CPR体験(心肺蘇生法)
・胸骨圧迫・人工呼吸・AEDの使い方を体験
・水辺でのAED使用時の注意点も学習
● 着衣泳体験(服を着たまま水に入る)
・服が水を含んだときの重さや動きづらさを体感
・自然環境を再現した実践的な内容:
- 流れるプール体験
- わかめフープくぐり(海藻を想定)
- 波の中を歩く練習
- 浮いて助けを待つ方法
- ペットボトルを使った救助の練習
■ 参加者の声(抜粋)
・「服を着て水に入るととても動きにくくて驚いた」
・「子どもと一緒に体験できてとても良かった」
・「もしもの時に自分ができることを確認できて安心した」
・「CPR体験を実際にやってみて不安が和らいだ」
■ おわりに
水辺での事故は、海や川だけでなく、日常生活の中でも起こり得ます。
だからこそ、自分の命を守るための方法を学び、体験を通じて実践することが大切です。
東京YMCAでは、今後もこのような安全教育の機会を拡充し、子どもたちの命を守る活動を続けていきます。
ー自分の命を守る。そして、みんなの命も大切にする。ー
この思いを胸に、体験型の安全教育をこれからも広げていきます。