私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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ウォーキングのご案内 ~緑豊かな、ゆるやかな丘、田園調布~(WHO)5/25

「ウォーキング・ホリデー・オギクボ(WHO)」は、月に1度、東京近郊を歩く会です。 健康作りや仲間作りを目的に1997年に開始。以後20年余、会員ボランティアが中心となって、欠かさず開催しています。


第230回となる2019年5月は、「緑豊かな、ゆるやかな丘、田園調布」を訪ねます。

どうぞお気軽にご参加ください。


==【2019年5月のご案内】==

「田園調布」は、実業家・渋沢栄一が開いた「田園都市構想」の住宅地として有名ですが、天与の自然の魅力があります。
全長138㎞の多摩川中流、「丸子多摩川」にあって、ゆるやかな丘陵、水も緑も豊か、古来人々が住み、古墳が築かれました。今も眼下に、豊かな多摩川の流れ、遠く富士、箱根、丹沢を望めます。
みずみずしい若葉が、眩しい若者の緑に変わる時節、自然を味わいつつ、高低差を選択しながら、歩きましょう。

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田園調布駅の旧駅舎
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住宅地に残る武蔵野の面影、宝来公園
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田園調布駅の旧駅舎


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住宅地に残る武蔵野の面影、宝来公園




【日にち】2019年5月25日(第4土曜) 9:45~14:30頃

【コース】東急東横線・田園調布駅⇒宝来公園⇒秋葉のクロマツ⇒丸子川⇒多摩川台公園(宝莱山古墳・山野草の道・古墳展示室・亀甲山古墳・水生植物園)⇒丸子橋⇒浅間神社⇒田園調布せせらぎ公園(旧多摩川園)⇒田園コロシアム跡⇒田園調布駅旧駅舎⇒東急東横線・田園調布駅
*当日、コースの一部変更をすることもあります


【集 合】東急東横線・田園調布駅  旧駅舎前 9:45
 
【解 散】東急東横線・田園調布駅  14:30
  
【持ち物】弁当、飲料、敷物、雨具、名札
*弁当は出発前に必ずご用意ください。

【参加費】300円 
*初参加の方は、名札代200円別途。
*施設入場料、交通費は別途

【問合せ】東京YMCA杉並センター
*事前の予約は不要です。現地に集合ください。
*ご不明な点などありましたら、下記フォームからご連絡ください。問合せフォーム



【今回のみどころ】

丸子多摩川:青梅付近から始まる多摩川中流の最後の部分。自然堤防型の平野である。江戸に通じる最古の渡し、丸子の渡しが、1925(昭和元)年まであった。
田園調布:大正7(1918)年、欧米の田園都市思想をヒントに新一万円札の肖像・渋沢栄一が開発した住宅専用市街地。宝来公園、多摩川台公園などの自然が配されている。
宝来公園:田園調布を開発した際、武蔵野の旧景を後世に残すために、潮見台に設けた自然公園。雑木林が深い。
多摩川台公園:多摩川に沿って延びる丘陵地の公園。古墳があり、自然林の道,山野草の道、四季の野草園、水生植物園、アジサイ園、多摩川や山並みの眺望も楽しめる。
多摩川台公園の古墳:園内に4世紀~7世紀の古墳が10基ある。宝莱山古墳は関東地域で最も古い4世紀前半に建造され、多摩川地域で最初に出現した首長墓とされる。国史跡の亀甲山古墳は多摩地域最大の前方後円墳。
浅間神社:滝野川に出兵した夫頼朝の無事を北条政子が冨士を遥拝したと伝わる神社。
田園調布せせらぎ公園:かつての多摩川園、現在は、再開発中で、樹林、湧き水池がある。



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高さ約18.1m秋葉のクロマツ
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多摩川台公園の眼下に望む、多摩川
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高さ約18.1m秋葉のクロマツ


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多摩川台公園の眼下に望む、多摩川







-WHO 2019年4月ご報告- 「酒造とサクラソウ自生地」

田島ヶ原のサクラソウ自生地の開花に合わせて、期日を4月13日に変更しましたが、3日ほどの花冷えが痛かった。当日、埼京線・中浦和駅に42人が集合しました、40人を超えたのは、昨年4月の目黒川・天王洲の42人以来でした。

歩き始めて気づいたのは、歩いている人が少ないこと、サクラソウの開花はまだなのか?!

鴻沼川沿道は、サクラの薄いピンクと黄色い菜の花のコントラスト、この地の鎮守・氷川神社に立ち寄りました。午前のハイライトは、埼玉最南端の酒蔵、内木酒造の見学。半纏姿の内木社長に迎えられ、説明を聞きました。安永4(1775)年の創業以来の歴史、日本酒をめぐる状況の変化、品評会で何度か金賞を受賞、建物数棟が有形文化遺産に登録されているなど。すでに酒造りは終わり、杜氏も帰郷しているので建物を見学しました。酒の販売もあり、花見だったら望むところですが、これからの道のりを考え、控えめになりました。近くにある鴻沼資料館で昔の農機具や生活用品を観ました。

秋ヶ瀬橋まで歩き、特別天然記念物のサクラソウ自生地へ。やはり数日早かったのでしょうか、小さなピンクの花がちらほら、という感じ。繁殖力の強いノウルシの黄色い花に圧倒されています。これも絶滅危惧種というからやっかいです。隣接の桜草公園でシートを敷いて45分の昼食タイム。明日からの「サクラソウまつり」の屋台が準備されていました。

食後、歩き始めると、かなり開花した群生も見られ、バックのサクラと合わせて絵になります。志木街道の秋ヶ瀬橋をくぐり、秋ヶ瀬公園に入りました。

この橋から桜区役所のプラザ・ウエストまで、ほとんど等距離の3つのルートがありますが、荒川土手と人手の入らない樹林の間の道を歩きました。下見では通らなかったルートのため、何度か道を尋ね、不安からも皆さんの疲労を増幅させたのが反省点でした。

それでも子ども公園の広い芝生にテントや椅子、テーブルを持ち込んで、ひたすらのバーベキューでなく、それぞれが、思い思いに楽しんでいる若い家族たちの姿は新鮮でした。鴨川を渡って、やっとプラザ・ウエストに。バスで一路、中浦和駅に戻りました。        



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田島ヶ原のサクラソウ自生地、一面の緑の原、花色は見えない
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咲き始めたサクラソウの群生(4月16日撮影)
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田島ヶ原のサクラソウ自生地、一面の緑の原、花色は見えない


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咲き始めたサクラソウの群生(4月16日撮影)


~4月コースの下見「こぼれ話」~

4月は、特別天然記念物のサクラソウ自生地が中心と最初から決めていました。コースには、「心」「副え」「控え」が必要です。2回目の下見は、それを見つけるのが目的でした。
昔の農機具の展示場を探し、バス停に立っているご婦人に尋ねたら「この家は旧家だから聞いてみたら」と言われました。門に回ると立派な家構えの蔵元。道を聴くだけではと、気後れして振り返ると、婦人はまだこっちを見ていました。押されるように玄関で何回か呼ばわると、ネクタイの紳士が出てきました。とっさに「見学させてもらえませんか」と言ってしまいました。
紳士が内木社長、思いがけなく、見学が実現しました。後で桜区役所で入手した地図には、安永4(1775)年の創建と記されていました。

吉田

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創業安永4(1775)年、内木酒造の内木滋郎代表取締約から説明
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創業安永4(1775)年、内木酒造の内木滋郎代表取締約から説明


【WHO今後の予定】2019年6月22日(第4土曜) 世田谷文学館と蘆花恒春園

※さまざまな事情で予定が変わることがあります。『WHOリポート』か新着情報でご確認ください。