私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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【活動報告】10/24ウォーキング再開、武蔵国分寺跡を歩きました(WHO)

10月24日は、再開初のウォーキングでした。JR西国分寺駅に、これまでより45分遅い10時30分集合。予想を超える44人がマスク姿で現れ、ちょっと違ったハロウィーンでした。互いの距離に気を配りながら出発。快晴。

いきなり、広い空間。旧国鉄の鉄道マンを教育した鉄道学園の跡地。現在は、一部が公の施設、マンションに変わり、ほとんどが、芝生と森林の公園となっています。澄んだ秋空、まさに"Open Air,Open Space, Open Mind"です。天平時代、律令国家が誕生した時代、国府を結ぶ幅12mの官道が建設され、この地を通り府中に向かう東山道武蔵路が国史跡となっています。はるばる都から下ってきた国使は、崖上から眼下の武蔵国分寺の伽藍を眺め、なにを思ったでしょう。

天平13年に聖武天皇の勅命によって建立された全国63の国分寺でも総寺・東大寺に次ぐ規模とされた武蔵国分寺は、鎌倉時代の兵火で全焼し、今は礎石を残すのみですが、20年前にWHOで訪れたときは、西国分寺駅もなく、荒れた印象でした。今はすっかり整備され、かえって、往時の豪華な伽藍を思い浮べやすい気がしました。桜か、カゲロウの時節に再訪したいスポットです。

武蔵国分寺の法灯は絶えましたが、江戸時代になって真言宗国分寺が創建され、その現・国分寺の薬師堂、本堂、万葉集に詠まれている植物約160種を植栽している万葉植物園を訪れ、しばし時を忘れました。

万葉植物園のある江戸時代創建の現・国分寺
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参加者44人は全員マスクのハロウィーン
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万葉植物園のある江戸時代創建の現・国分寺
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参加者44人は全員マスクのハロウィーン
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史跡武蔵国分僧寺の講堂跡、金堂跡に腰かけ、対面にならず、静かに積もる話をしながら、昼食をとりました。古代の瓦の破片を敷き詰めた歩道。貴重な文化財を使用して問題ないのかと聞きましたら、瓦は何百万枚と使われ、その破片は、不要なものがあるとのことでした。当時、東京、埼玉の窯で焼かれたもので、色の違いや模様の違いがありました。

史跡武蔵国分僧寺跡
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飛沫防止のため案内はポータブル拡声器とサインボード
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史跡武蔵国分僧寺跡
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飛沫防止のため案内はポータブル拡声器とサインボード
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昼食後、やや離れた七重塔跡を経て、お目当ての、お鷹の道に沿います。国分寺崖線に沿い、その湧水を集めた清流が勢いよく流れ、左右の農家の庭先の野菜販売も気になります。

お鷹の道
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農家の庭先の野菜販売
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お鷹の道
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農家の庭先の野菜販売
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真姿の池で折り返し、本多家長屋門内にある、武蔵国分寺跡資料館で、この日の歴史をおさらいをしました。ここから、ハケの緩やかな坂道を上り、西国分寺駅に向かいました。(吉田)


11月のWHOウォーキングお知らせはこちらをご覧ください⇒