活動報告
ウォーターセーフティーデー、親子で着衣泳体験(6/19)山手
東京YMCA山手コミュニティーセンターでは6月19日(日)、幼児小学生の親子を対象に着衣泳体験会を実施しました。計30人の親子が参加しました。
この体験会は、全国YMCAの「ウォーターセーフティーキャンペーン」の一環で毎年開催しています。
<体験内容>
・体験① まずはルールを覚えて
紙芝居を用いて「子どもだけで池や川で遊んではいけない」「溺れている人などを見つけたら、自分では助けずに大人を呼ぶ(119番通報をする)」「自分一人で手や棒などを差し伸べて助けようとしてはいけない」など、水辺の注意事項を学びました。
・体験② 流れるプール
みんなで同じ方向に歩いて「流れるプール」を作った後で「反対周り!!」。わずかな流れでも水の力は強く、水の重さを体感!水流に逆らうのは難しいことを体験しました。川や海など流れがあるところでは、泳力があっても流されてしまうことを学びました。
・体験③ 着衣で浮いてみよう
もしも水に落ちてしまったら岸が近いときはすぐ戻る、岸から遠いときには、慌てて岸にあがろうとするのではなく、まず落ち着いて浮き身(背浮き)の姿勢を取りましょう。大原則は「浮いて、待とう!」です。服は保温効果もあるので脱ぐ必要はありません。くつも浮力効果があるのではいたままでOK。とにかく力を抜いて呼吸を確保します。小さなペットボトルでも、喉元に持てば息がしやすくなります。
・体験④ 障害物を体験
川や海では、海藻や石など障害物がいっぱいです。ひもを巻いたフラフープをくぐったり、リーダー(スタッフ)が起こした波の間を通り抜けたり、人形がゴロゴロと沈んでいる所を歩いたり。難しさや不自由さを家族で体験しました。
YMCAでは1981年から40年余にわたって水上安全教育に取り組んでおり、現在では各地の教育委員会にも後援いただき、子ども向けのハンドブックを地域に配布するなど、水の事故ゼロを目指し安全知識の普及に尽力しています。
そして、YMCAのアクアティックプログラムでは、水上安全教育を通じてかけがえのない「いのち」を守り育むことを目的に活動しています。
水難事故を防ぐために必要な知恵を授け、身を守る術を伝えていくことが、私たちの大切な働きであると考えています。
今年の夏も海や川など水辺に行く際には、安全に気を付けて遊びましょう。もし、事故が起きても落ち着いて行動しましょう。