私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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『水上安全キャンペーン』(6/18)第2報 ~新たな指導法を開発~

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「真っ暗な海に落ちてしまったらどうなるか?」
「海藻や物が浮いた海に落ちたら?」
「波の高い海に落ちたらどうなるか?」


今、全国YMCAの水泳指導者たちは、水難事故から身を守るための新たな指導法に取り組んでいます。
3月に大阪で開催された全国担当者会では、オーストラリアのビクトリアYMCAから講師を招いて研修を実施。

また5月23日には、東京YMCA内のスタッフが集まって、実践と検討を行ないました。


全国YMCAは永年にわたって『水上安全キャンペーン』を開催し、着衣泳体験やハンドブック配布により、水難事故を防ぐ方法の普及に努めていますが、今回の指導は、波や海藻などを用意し、よりリアルな海の中で溺れる怖さを体験することによって「溺れないようにしよう」という意識を高めていくもの。
上記のような条件下では、泳力があっても泳げないことを体験することで、子どもたちは「人の目の届かない水辺には行かない」といったルールの大切さを、身をもって認識していきます。
またこの体験は、万が一水に落ちてしまった場合にも、心理的な動揺を軽減する効果があるといわれています。

水の事故を防ぐには、「水に落ちた場合の対処法」を学ぶだけでなく、まずは「水に落ちないように、自分で身を守る」という意識をもつことが第一です。
今年も6月18日(日)、山手コミュニティーセンターで体験会を予定していますが、(詳細はこちら⇒、今回の研修の成果もぜひ子どもたちに伝えていきたいと、スタッフ一同準備しています。ぜひご参加ください。


↓ 黒く塗ったゴーグルをつけて、夜の海や目が開けられない汚れた海などを想定して泳ぐ。視界の利かない水中では、方向感覚がなく、思う方向に泳げないことを体験。



↓ 海藻や浮遊物のある海で溺れた想定で泳ぐ。



↓ プールに波を立て、波のある海に落ちた想定で泳ぐ。水面に顔を出して泳ぐことも難しい。2017safety3.jpg