杉並
ウォーキングのご案内~秋色に染まる八王子城址~(WHO)11/25
「ウォーキング・ホリデー・オギクボ(WHO)」は、月に1度、東京近郊を歩く会です。 健康作りや仲間作りを目的に1997年に開始。以後20年余、会員ボランティアが中心となって、欠かさず開催しています。
第213回となる2017年11月は、八王子城などをめぐります。
どうぞお気軽にご参加ください。
==【2017年11月のご案内】==
八王子城は、日本100名城の一つに数えられ、戦国時代の山城の特徴を残しています。関東の雄として武田、上杉と覇権を争う後北条氏の小田原城の支城でした。1590(天正18)年に秀吉軍に攻められ落城し、小田原城の降伏と後北条氏の滅亡、秀吉の天下統一に繋がります。落城が戦国時代から近世へと歴史の歯車を動かしました。
30年ほど前から発掘調査が行われ、復元的整備がされています。
今回は、秋の深まりと戦国ロマンを感じながら、ガイドをお願いして山城の歩きやすい部分を巡り、城の構成、歴史を聞きます。
【日にち】2017年11月25日(土) 9:45~14:30頃
【コース】
JR中央線・京王線・高尾駅 ⇒ <バス> ⇒ 八王子城址ガイダンス施設 ⇒ 本丸跡と八王子神社登り口 ⇒ 大手門跡 ⇒ 曳き橋 ⇒ 御主殿跡 ⇒ 御主殿の滝 ⇒ 北条氏照・家臣の墓 ⇒ 宗関寺 ⇒ バス停・霊園前 ⇒ <バス> ⇒ JR中央線・京王線・高尾駅
【集 合】JR中央線・京王線・高尾駅北口改札前 9:45(京王線利用の場合は、新宿発8:47 特急高尾山口が最終)
【解 散】JR・京王線・高尾駅北口 14:30
【持ち物】弁当、飲料(かならず)、敷物、雨具、名札
*お弁当は集合前に必ず準備してください。歩き出したら買うところはありません。
【参加費】300円 (施設入場料(今回はなし)、交通費は個人負担)
*初参加の方は、名札代200円別途。
【問合せ】東京YMCA杉並センター
*事前の予約は不要です。現地に集合ください。
*ご不明な点などありましたら、下記フォームからご連絡ください。
【今回のみどころ】 *ボランティアガイドをお願いしています。
◆八王子城:小田原城の支城。戦国時代末期に築かれた典型的な山城。城主は、後北条家三代目氏康の二男氏照。1590(天正18)年、天下統一を目指す秀吉軍の前田利家、上杉景勝の軍勢に攻められ、一日で落城した。その後、城は徳川家直轄地、明治以後国有地として立入禁止だったため当時の状況が自然な形で残っている。麓の御主殿などが復元的整備がされている。
◆八王子城地区:要塞地区(戦闘時の要塞)、居館地区(城主の居館があり、城主や家臣の通常の政務や生活の場)、根小屋地域(城下町にあたる部分)に大別できる。
◆城主・北条氏照:小田原北条家の三代目、氏康は現在の千葉県、埼玉県に勢力を伸ばした。二男氏照が滝山城主になり、その後、八王子城に移った。落城の時、氏照は、主だった部下と共に小田原城に籠城していた。小田原城落城後、秀吉から当主氏政とともに秀吉から切腹を命じられた。これには、戦国武人・氏照に対する秀吉の評価と畏怖の念があったと言われる。
◆御主殿跡:発掘された礎石などから、氏照の館と来客をもてなす建物、池などを配した庭園があったとされる。明から輸入した大量の磁器やベネチアで作られたレースガラス器の破片が発掘された。これは、他に例がない。
◆宗関寺:氏照が再興し華厳寺が前身とされる。氏照の100年忌に氏照の家臣・中山勘解由衛の孫で水戸藩家老の中山新治が寄進した梵鐘がある。
天守閣など大きな建物はなかったとされる深沢山頂の本丸跡、城名と地名の由来となった八王子神社、上記中山信治が建てた北条氏照と家臣の墓は、道が険しいので登り口まで。
-WHO 2017年10月ご報告- 「多摩丘陵・東森林公園と長尾の里」
10月28日、台風が接近し、この日も午後から降雨の予想でした。小田急線登戸駅に集合し、南武線久地駅に移動し歩き始めました。途端に雨がぽつぽつと。覚悟して参加した14人、行けるところまで行こうということにしました。
広い川崎市立緑ヶ丘霊園の桜並木の坂を上り、同市立東高根森林公園に入ります。
斜面や谷戸などの自然の地形と植生を活かして遊歩道を設けたエリアと、造園したエリアが広い敷地の中で融合し、歩きやすいコースでした。清流では、外来種のアメリカザリガニを獲ることに協力を求めていました。古代植物園は、古代から日本人に用いられてきた植物が用途別に植栽されているなど、ゆったりした園内は気持ちよく巡れました。
昼食は、雨になったら逃げ込めるようにパークセンターのテラスでゆっくりと。
午後は公園を出て尾根伝いに長尾の里を歩きました。
五所塚、妙楽寺は住宅地の中にありました。寺の日光菩薩立像の胎内から見つかった墨書から、前身は、頼朝の弟の今若丸が貫主を務めた源氏ゆかりの威光寺とも言われていますが、今は、アジサイ寺として知られています。そのため運行されているコミュニティーバス「あじさい号」で久地駅、登戸駅に向かいました。天気は最後までもって、それぞれが家に帰った頃に本降りとなりました。
(記:吉田明弘)
【WHO今後の予定】
12月16日(土)立川・国文学研究資料館
※さまざまな事情で予定が変わることがあります。『WHOリポート』か新着情報でご確認ください。