私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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【ウォーキングのご案内】国立の谷保天神とキウイ狩り(WHO)10/26

「ウォーキング・ホリデー・オギクボ(WHO)」は、月に1度、東京近郊を歩く会です。 健康作りや仲間作りを目的に1997年に開始。以後20年余、会員ボランティアが中心となって、欠かさず開催しています。


第233回となる2019年10月は、国立の谷保天神を歩き、キウイ狩りを楽しみます。
どうぞお気軽にご参加ください。

==【2019年10月のご案内】==
国立は、東京西部の学園都市、モダンな住宅やオシャレな店のある街としても有名です。一方、市街のはずれには、水田や野暮天として東日本で最も古い天満宮があり、懐かしい里の秋が楽しめます。
"空と大地がふれあうかなた 過去からの旅人を呼んでる道"です。
今回は、キウイフルーツ農園でキウイ狩りを楽しみ、生活用水にも用いられている清流、矢川とその湿原(立川市)を中心に、国立の魅力を味わいましょう。

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谷保天満宮と彫刻家関敏氏の作品「座牛」
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摘果を待つキウイフルーツ
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谷保天満宮と彫刻家関敏氏の作品「座牛」


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摘果を待つキウイフルーツ



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生活用水も使われる矢川の清流
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生活用水も使われる矢川の清流



【日にち】2019年10月26日(第4土曜) 9:45~15:00頃

【コース】JR中央線国立駅⇒<バス>⇒南武線谷保駅⇒谷保天満宮⇒天満橋(水田風景)⇒谷保駅⇒<南武線>⇒矢川駅⇒矢川橋⇒矢川沿いの道⇒いこいのひろば⇒矢川緑地保全地域⇒矢川上公園⇒ユリ・リトミック教室⇒澤登キウイ園⇒国立駅
*当日、コースの一部変更をすることもあります


【集 合】JR中央線国立駅南口 9:45
 *トイレは改札内にあります  

【解 散】JR中央線国立駅南口 15:00頃
  
【持ち物】弁当、飲料、敷物、名札。
*名札の裏面には、緊急連絡先を必ず記入してください。

【参加費】300円 
*初参加の方は、名札代200円別途。
*施設入場料、交通費は別途
*キウイは1kg600円


【問合せ】東京YMCA杉並センター
*事前の予約は不要です。現地に集合ください。
*ご不明な点などありましたら、下記フォームからご連絡ください。





【今回のみどころ】
国立駅付近:
国立駅付近:関東大震災後、一橋大学(当時東京商科大学)の移転と大規模宅地造成とを結びつけた「学園都市構想」によって生まれた。整備された道路と、個性的な住宅と店舗が整然とした街並みをつくる。国分寺駅と立川駅の間に出来た駅名が国立(くにたち)。

谷保天満宮:909(延喜)年、菅原道真の三男道武が、父の供養のために自ら道真の木像を刻み、廟を立てた。天神神社として関東では最古。湯島、亀戸と並ぶ三大天神。天満宮は谷保(やぼ・野暮)、駅名と地名は谷保(やほ)。

矢川:立川段丘の立川錦町を水源として、矢川湿地の湧き水を集め府中用水に注ぐ、幅約2m、全長約1.3㎞の小河川。流れは名の通り、速く清い。家事にも用いられている。

矢川緑地保全地域:都の『雑木林のみち』に選定されている。湿原は木道と土の道にそって回遊できるが、さまざまの樹木や水生植物野鳥が観られる。都会とは思えない幻想的な風景を生み出している。

澤登キウイ園:戦後、農業科学研究所を立ち上げた故・澤渡晴雄氏が大阪万博の際、キウイフルーツに興味を持ち、品種改良と栽培を始めた。住宅地にあり、市民に親しまれている。赤、黄、緑の果肉。10月末から手で摘果できる。1㎏600円から購入できる。摘果後2週間の追熟が必要。(入場無料)

ユリ・リトミック教室:休憩+α。当日説明します。


【10月のコース下見から】
10月は、「キウイフルーツ狩り」を軸に組み立てようと、まず農園に電話しました。繋がらないので、直接現地へ。住宅地の中のキウイ畑にたどり着きましたが、人影がありません。諦めて帰りかけながら、近所の垣根の花を切っている女性に尋ねてみました。それが、何を聞いても的確に答えてくれるのです。予約の電話番号も、そらんじていました。さすが、国立の人はスゴイ。十分情報を得たので、感謝して帰ろうとしたら、せっかく来たのだから、予約をして帰ったらとオーナー宅に連れて行ってくれました。後で聞いたら、オーナーの親族で、シーズンには来園者の応対をしているそうでした。(吉田)





-WHO 2019年9月ご報告- 「国立天文台と大沢の里の水車農家」

2か月夏休みでしたから、9月28日は久しぶりのウォーキング。嬉しいことに5人の新メンバーの参加があり、総勢37人。
JR武蔵境駅からバスで、国立天文台へ。関東大震災の翌年、麻布から移転したそうで、広大な敷地は緑に覆われ、構内に入るとひんやりとした空気を感じます。通路に太陽系の星の距離を130億分の1に縮尺した表示板がありました。東京ドームの何個分という譬えなら想像の範囲ですが、これは、凡夫には見当もつかないスケールの大きさです。

最初に入ったのは天文台歴史館。ここには1998年に引退した日本で最大の65㎝口径の折望遠鏡があります。幸い、天文台スタッフに分かりやすく解説してもらえました。ドーム型の建物は、観測床が観測を容易にするためエレベーター式に上下したそうです。ガリレオ・ガリレイが製作した望遠鏡の精密模型もありました。ガリレオは人類で初めて星に望遠鏡を向けた人だそうです。
アインシュタイン塔には行けず、展示室、天文機器資料館を巡り、ベンチで1時間の昼食休憩、最後に大正10年に建設されたドームの第一赤道儀室で、再びガイドの説明を受け望遠鏡を動かすことができました。

天文台からは、ハケの急な斜面を避けて野川に下り、遡上します。やがて、水車経営農家の峰岸家に。1808(文化5)年に創設され、以来改良を重ねたもので高さ4.6m、幅1mという現役の大型水車です。ここではボランティアガイドによって、約30分の説明をうけました。

対岸の「ほたるの里」の稲の刈り入れが終わり、稲束が架けられている田を抜け、旧箕輪家の古民家が最後の目的地。保存されている古民家主屋は、明治35年に建てられた典型的な四つ割り農家、その後、改修を重ねましたが、三鷹市に寄贈され、昭和25年~50年の佇まいに復原されています。
峰岸家は、この地で初めてワサビの栽培に成功した養蚕農家でした。残念ながらワサビは、ハケの清冽な湧き水が枯れたことから今は庭先のワサビ田に面影をとどめるのみ。現在、再生が試みられています。ここでもガイドの説明を聞くことができました。

野川からやや離れて、近藤勇の墓のある龍源寺前バス停から、JR駅前に向かい、解散しました。(吉田)



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三鷹の国立天文台歴史館の屈折望遠鏡
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薄黄色の曼殊沙華(彼岸花)
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三鷹の国立天文台歴史館の屈折望遠鏡


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薄黄色の曼殊沙華(彼岸花)



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刈入れを終えた田んぼ(大沢の里)
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水車経営農家
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刈入れを終えた田んぼ(大沢の里)


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水車経営農家






【WHO今後の予定】2019年11月23日(第4土曜) 荻窪の歴史的建造物
※さまざまな事情で予定が変わることがあります。『WHOリポート』か新着情報でご確認ください。