講演会
『小川国夫―その文学とキリスト教』勝呂奏氏(11/20午餐会)
今月の午餐会(ごさんかい)は、桜美林大学リベラルアーツ学群教授の勝呂 奏氏をお招きして、「小川国夫―その文学とキリスト教」をテーマにお話を伺います。
ぜひ、ご知友お誘いあわせの上ご参加ください。
*東京YMCA午餐会は毎月1回、昼食を共にしながら、各界の著名な方々のお話を聴く会で、国際、教育、文化、芸術、科学等の幅広い分野から講師を迎えて開催しています。1920年代から開催している歴史ある講演会です。⇒詳細はこちら
【と き】2017年11月20日(月)12:00 ~13:30
【内 容】
キリスト教作家の小川国夫(1927~2008)は、自らの文学の淵源に聖書を見て、生涯その創作に取り組んだ。作品のタイトルだけを見ても、『エリコへ下る道』『試みの岸』『或る聖書』があり、遺作『弱い神』へと辿られる。戦争体験を経て、19歳の時に進んでカトリックの洗礼を受けて以来、小川は神についてその文学に問い続けたのである。
【卓話者】
桜美林大学リベラルアーツ学群教授
勝呂 奏(すぐろ すすむ)氏
【略 歴】
1955年、静岡県伊豆市生まれ。1979年、上智大学文学部卒業、1981年、上智大学大学院文学研究科博士前期課程修了。その後、私立静岡聖光学院中高等学校教諭を経て、2008年、桜美林大学リベラルアーツ学群准教授。
2013年より伊豆文学フェスティバル実行委員、世界遺産富士山に係わる名勝総合調査事業検討委員会委員など歴任され地域活動に於いても活躍。
2009年に日本キリスト教文学会賞、2013年に静岡県文化奨励賞を受賞。
現在、桜美林大学リベラルアーツ学群教授。桜美林大学大学院国際学研究科国際学専攻(博士前期課程)教授。
【著 書】
『小川国夫文学の出発 「アポロンの島」』(双文社出版、1993)
『正宗白鳥―明治世紀末の青春』(右文書院、1996)
『荒野に呼ぶ声―小川国夫文学の樞奥』(審美社、2000)
『評伝芹沢光治良―同伴する作家(エクリバン)』(翰林書房、2008)
『評伝小川国夫―生きられる〝文士〟』(勉誠出版、2012)
【ところ】 東京大学YMCA
*東京メトロ南北線 東大前駅徒歩0分
改札前エレベータをのぼって左側。
【参加費】 3,000円 (食事なし1,500円)
【お申込み】11月13日(月)までに電話またはメールでお願いいたします。
*ただし定員70人。先着順。
東京YMCA賛助会事務局
TEL:03-3615―5562
FAX:03-3615-5608
メール:sanjo@tokyoymca.org
お問い合わせ
■今後の予定
詳細は後日お知らせします。ぜひご予定ください。
【12月の午餐会】
日 時: 2017年12月11日(月) 12時~13時30分
卓話者: 上林順一郎 氏(日本基督教団江古田教会牧師)
会 場: 東京大学YMCA
【1月の午餐会】
日 時: 2018年1月16日(火) 12時~13時30分
卓話者: 樋口陽一 氏(東北大学名誉教授・憲法学)
会 場: 学士会館