講演会
『科学立国日本の危機ーイノベーション・システムの復活をめざして』 山口 栄一氏(7/19午餐会)
7月の午餐会(ごさんかい)は、京都大学大学院思修館教授の山口栄一氏をお招きして、「科学立国日本の危機ーイノベーション・システムの復活をめざして」をテーマにお話を伺います。
ぜひ、ご知友お誘いあわせの上ご参加ください。
*東京YMCA午餐会は毎月1回、昼食を共にしながら、各界の著名な方々のお話を聴く会で、国際、教育、文化、芸術、科学等の幅広い分野から講師を迎えて開催しています。1920年代から開催している歴史ある講演会です。⇒詳細はこちら
【と き】2018年7月19日(木)12:00 ~13:30
【内 容】
「科学立国」として世界を牽引した日本の科学とハイテク産業の凋落が著しい。その原因は企業の基礎研究軽視のみならず、政策的失敗にもあったことをベンチャー支援策に成功した米国との比較から解明します。さらに科学の発見からイノベーションが生まれるイノベーションモデルを明らかにし、日本の科学とイノベーション復興に向けた具体的な処方箋を示します。
【卓話者】
山口 栄一(やまぐち えいいち) 氏
京都大学大学院思修館教授
【略 歴】
1979年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士修了、理学博士。専門はイノベーション理論・物性物理学。1990年代後半まで20年余、NTT基礎研究所およびフランスIMRA Europeにて物理学研究に従事。フランス在住時、日本のイノベーションモデルの崩壊に危機感を抱き、帰国後、経団連21世紀政策研究所および同志社大学ビジネススクール・同大学院総合政策科学研究科にて、日本のイノベーションを妨げる社会的要因の研究に従事するとともに、複数のベンチャー企業を創出してきた。2014年現職。科学とイノベーションをつなぎ、日本の未来ビジョンをデザインできる、イノベーション・ソムリエの育成をめざしている。
【著 書】
『物理学者の墓を訪ねる―ひらめきの秘密を求めて』(日経BP 2017年)
『イノベーションはなぜ途絶えたか―科学立国日本の危機』(筑摩新書 2016年)
『イノベーション政策の科学―SBIRの評価と未来産業の創造』(共著、東大出版会 2015年)
『死ぬまでに学びたい5つの物理学』(筑摩選書、2014年)
『イノベーション 破壊と共鳴』 (NTT出版、2006年) など。
【ところ】 東京大学YMCA
*東京メトロ南北線 東大前駅徒歩0分
改札前エレベータをのぼって左側。
【参加費】 3,000円 (食事なし1,500円)
【お申込み】7月13日(金)までに電話またはメールでお願いいたします。
*定員60人程度。先着順。
東京YMCA賛助会事務局
TEL:03-6302―1960
FAX:03-6302-1966
メール:sanjo@tokyoymca.org
お問い合わせ
■今後の予定
詳細は後日お知らせします。ぜひご予定ください。
【8月の午餐会】
日 時: 2018年8月27日(月) 12:00~13:30
卓話者: 西田 良子氏(順天堂大学大学院医学研究科公衆衛生学講座リサーチフェロー)
テーマ: 「女性と子どもの命と健康を守るためにー開発途上国の経験から考える」
会 場: 東京大学YMCA
参加費: 3,000円(昼食なしの場合は1,500円)