私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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お知らせ

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【感謝報告】ウクライナ支援募金使途報告・交流報告など

東京YMCAでは、20年以上にわたり交流を続けているウクライナYMCAの戦時下の活動を支えるため、「ウクライナ支援募金」を実施しています。
今まで、たくさんの方々から募金が寄せられました。
皆様のご協力に、心より感謝申し上げます。

東京YMCAからは、昨年(2022年)、30,000ドルを送金しました。今年(2023年)2月にも20,000ドルを送金し、これまでに合計50,000ドルを送っています。

先に送金した30,000ドルにつきまして、ウクライナYMCAから報告が届きました。

2022年に送金した30,000ドルの使途報告 *募金は、下記の各プログラムへの参加費として用いられました。

1. ベルホビナでのサマーキャンプ: 7,790 ドル (=165人分)

2. ルツク(西ウクライナ)近郊でのサマーキャンプ: 9,380 ドル(=188人分)
3. 障がい児のための設備と医療(クロブニツキ): 290 ドル(=11人分)
4. 学校でのデイキャンプ(テルノポリ): 1,140ドル(=92人分)
5. 青少年・児童クラブ活動(ジトーミル): 4 360ドル(=175人分)
6. YMCA 青少年・児童センター「コウノトリ」/デイキャンププログラム(クレメンチュク): 1,600 ドル(=110 人分)
7. キエフYMCAの子ども向けプログラムのための文房具: 120ドル(=25人分)
8. 学校でのデイキャンププログラム(テルノピルYMCA): 1,580ドル(=95人分)
9. 子供たちへのクリスマスプレゼント(カルパティ YMCA): 270 ドル(=90人分)
10. 子どもたちのメンタルヘルス強化活動/心理士によるグループワーク、個人ワーク: 780ドル(=80人分)
11. 子どもたちへのクリスマスプレゼント(キロボグラード YMCA): 690 ドル(=145人分)


ウクライナYMCAより
東京YMCAからの送金に大変感謝しています。
1,000人以上の子どもや若者たちが、様々なアクティビティーを通して支援を受けることができました。


◆オンライン報告会◆

突如として平和が奪われた2022年2月24日からちょうど1年が経過した2023年2月24日には、ウクライナYMCAによるオンラインでの現状報告会が開かれ、世界中からたくさんのYMCAが参加しました。精神的にも物理的にも厳しい状況の中で、ウクライナYMCAは、人々の心のケアを重視した活動を展開していることなどの報告がありました。

オンライン報告会の主な内容 (*2023年2月24日時点の状況です)

・現在、ロシアに占領された土地の52.5%を奪還した。
・約650万人が国内避難民となり、海外避難民は800万人。
・約6,800人の市民が死亡した。そのうち、461人は子どもである。
・約10,900人が負傷した。そのうち、926人は子どもである。
・ウクライナ国内の5つのYMCAが避難所となり、これまでに約36,000人を支援した。
・4つのハブ拠点から、100か所以上に約50トンの人道支援グッズを配布した。
・浄水袋を約10万人に配布した。
・現在のウクライナYMCA活動の課題は、人々の心のケア(メンタルヘルス)である。
・ユースセンターでは、英語クラブやデジタルスキルの指導も始めた。
・国内では、12万人以上の人々が支援活動に関わった。
・今後のウクライナYMCAの計画として、①親を失った子どもたちの避難所の立ち上げ ②ユースセンターの設置やキャンプの運営 ③各ローカルYMCAスタッフ体制の強化 が挙げられる。



ウクライナ支援募金ご協力のお願い
東京YMCAは、一日も早くウクライナに平和が訪れることを願いながら、今後もウクライナYMCAの活動支援を継続してまいります。
引き続き、皆様のご協力をお願いいたします。
募金の詳細はこちら⇒
インターネットからのご寄付はこちら⇒



◆クリスマス交流が続いています◆

戦禍にあるウクライナですが、東京YMCAとウクライナYMCAの子どもたちによるクリスマス交流は続いています。

2022年度も、東陽町センターの英語クラスの子どもたち約230人が、ウクライナの子どもたちへのクリスマスプレゼントとして、クリスマスカードや動画を制作しました。

11月26日には、ウクライナからの留学生5人が帰国生クラスに加わり、子どもたちと英語で会話をしながら、プレゼントの制作を手伝ったり、クリスマスにちなんだウクライナ語の発音や綴り方を教えてくれるなど、子どもたちとの交流を楽しみました。日本の中でも、ウクライナの方々との交流が広がっています。

東京YMCAの子どもたちからのプレゼントを送った後、ウクライナの子どもたちからもプレゼントが届きました。

2022christmascards2.jpg

<ウクライナから届いたクリスマスカード>