お知らせ
【ご報告】東日本大震災記念講演会「3.11を忘れない~いのちを考える~」
東日本大震災からちょうど12年目にあたる3月11日(土)、東陽町コミュニティーセンターで開催された講演会には、リアルと配信合わせて63名が参加し、祈りと学びの時をもちました。
元東京YMCAのスタッフで、震災当時は仙台の港町閖上地区にお住まいだった木島上氏をお招きし、当時の生々しい被災の体験をお話しいただきました。津波到来寸前に内陸部に避難し一命をとりとりとめることができたものの津波で家を失い、気仙沼や陸前高田にお住まいだった親族5名の命も失われたこと。目のあたりにした光景を、言葉を選んで丁寧にお話いただきました。自分の身は自分で守り「とにかく逃げろ!」そして、一刻を争うそのときのために今備えを!という力強いメッセージに、参加者は胸をうたれました。また支援への感謝の気持ちも述べられました。映像や音楽、詩の朗読などを交えながらの1時間半はあっという間に過ぎ、14時46分にはみんなで黙祷し心を一つにしました。
時とともに風化していく事実を思い起すことで、いのちの大切さを再認識し明日を生きる力となる講演会でした。
沖 利柯