お知らせ
第15代総主事 就任挨拶
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(写真左から)菅谷淳前総主事、古賀博牧師、星野太郎新総主事 総主事就退任式にて |

東京YMCA総主事を拝命いたしました。大きな期待と責任をひしひしと感じるとともに、この務めにおいて神様に用いていただけることを心から感謝いたします。東京YMCAが歩んできた歴史の重みと、そこに注がれてきた先達の信仰を深く受け止め、YMCAに連なる皆さんと共に力強く歩みを進めてまいります。
前任の菅谷総主事は、東陽町の事業再編と本部機能の移転を通じて、東京YMCAの財務体質を健全な方向へと導いてくださいました。また、コロナ禍という未曾有の危機においても、冷静で的確なリーダーシップをもって、私たちの持つ復元力を最大限に引き出してくださいました。
こうして整えられた土台を大切にしながら、新たな歩みをその上にしっかりと積み重ねていきたいと考えております。社会の変化はますます激しさを増し、東京YMCAが向き合うべき課題も日々複雑化・多様化しています。私の使命は、そのような課題を的確に捉え、皆の力を結集してこれに向き合っていくことです。
その中心に据えたいのが中期計画です。2030年の創立150周年を見据え、目指す社会と東京YMCAのあるべき姿を描くべく、昨年、中期計画策定委員会が発足しました。ユース世代を中心に、会員・リーダー・理事・評議員・職員が加わり、これまで16回にわたって活発な議論を重ねています。若い世代の熱い思いと、企業経営や社会課題に取り組む他団体の立場からの鋭い視点が、議論を活発にし深みを与えてくれています。
会員をはじめさらに多くの人たちの声もここに反映させながら、まもなく整うこの中期計画を旗印に力を集めていきたいと思います。
子どもたちの輝く未来のため、多様性が尊重され、ユースが存分に活躍し、地域と共に歩むYMCAであり続けるため、これからも変わらぬご指導とお力添えを、心よりお願い申し上げます。
東京YMCA第15代総主事 星野太郎