私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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第15回「三菱商事・東京YMCA秋の山中湖キャンプ」開催しました

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10月7日から9日まで、「三菱商事-東京YMCA 秋の山中湖キャンプ」が開催され、子どもとボランティア・スタッフ総勢78人が参加しました。
担当ディレクターの井口真より、キャンプ直後の所感をお届けします。

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このキャンプはいわゆる「発達障がい」と言われる子どもたちのためのキャンプで、今回で15回目となります。
毎年このキャンプを経済的にも、社員ボランティアという形でも支えてくださる三菱商事に、心から感謝申し上げます。

今年は初参加のキャンパーも多く、多くの子どもたちが緊張や不安を抱えてキャンプが始まりました。
その気持ちが、腹痛やホームシックとして現れることもありました。
そういう時、直ちに解決してあげることや、代わってあげることもできなくて、とても歯がゆく思いますが、ボランティアリーダーたちは物理的にも精神的にも寄り添うよう努めました。

2日目は、子どもたちそれぞれが自分で選んだプログラムを行いました。
布を縛って染めるタイダイ染めは、「うまくできた」と思った子どもが多く、誇らしげないい表情が見られました。その表情を見て、初参加のリーダーたちも励まされていました。こうやってリーダーも育っていきます。

子どもたちは自分で選んだプログラムにじっくり取り組んで成し遂げ、満足していました。
深い満足を得ると、人は気持ちが解放されていくものです。
そしてそれを一緒に喜び、向き合ってくれる仲間がいます。
新しくYMCAが提案しているポジティブネットとは、そういうことではないかなと思いました。
「みつかる、つながる、よくなっていく。」

最終日、濃霧で始まった1日でしたが、3日間で一番お天気が良くなりました。
気温も高くなり、みんなの気持ちも明るくなりました。
不安なんてどこにもなくて、解放されて、思い切り自由に遊びました。
キャンプが進むにつれて、食事のたびに次々歌うキャンプソングの歌詞と、みんなで歌声を合わせた経験が、気持ちをそろえ、整えていきました。

キャンプマジックという言葉があります。
キャンプではお互いが素敵な人に見える、出会いがあるなど、さまざまな意味で使われますが、
今回起きたキャンプマジックは、「キャンプでは誰もが優しくなれる」っていうことでした。そして、もう一度やってみようとか、自分でもいいんじゃないかって思えた。そんなキャンプだったと思います。

豊かな緑、紅葉しかけた赤い葉っぱ。キラキラしていたお日様。
山中湖のほとり、大きな富士山が見下ろす中での生活では、いろんな大切な出会いがありました。
いろんな大切な言葉があり、笑顔があり、涙がありました。
それは全部、子どもたちを作ってくれると思います。
そのエネルギーの余韻というか、確かな思い出は、後々までみんなを温めてくれるのです。
その温かな思い出は、不思議と風景として帰って来ます。
涼しい風と光る葉っぱと雲の間から見えた富士山と一緒に戻って来るのです。

また、キャンプで会いましょう。

第15回 三菱商事 東京YMCA 秋の山中湖キャンプ
ディレクター 井口 真

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