私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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【台風19号被災地支援】クリスマス礼拝とチャリティーコンサートを実施しました

東京YMCA高等学院は、12月13日、クリスマスの礼拝とチャリティーコンサートを「早稲田奉仕園スコットホール」で行いました。

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第1部クリスマスでは、古賀博牧師(早稲田教会)に説教をしていただきました。古賀牧師は、ある聖誕劇で宿屋役をした障がいのある子どもが、マリアとヨセフを馬小屋へ追いやるべきところ、「ヨセフさん、馬小屋に行かないで。風邪ひいちゃう」と台本にないセリフを言ったというお話を紹介。人に「ダメだ。無理だ」などと冷たい態度をとっていないか点検してみる、やさしい気持ちを取り戻すのが、クリスマスの意味なのだと伝えられました。奏楽は本校の音楽講師の飯靖子さんで、コンサートを聴きに来たかのような荘厳なパイプオルガンが響きました。

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第2部チャリティーコンサートは、芸術鑑賞で毎年6月にお越しいただいている女性デュオ"nutmeg"のお二人とサポートギターの宮本さんにお越しいただきました。nutmegの歌声はいつ聞いても美しく、胸に迫る演奏でした。益金66,000円は台風15号19号で被災された方へ捧げられます。

nutmegのオリジナルソング「希望(ひかり)」は、臓器移植を支援する協会のテーマソングとなっていて、高等学院の音楽の授業では今年その合唱曲版に取り組み、このコンサートでお披露目をしました。ピアノ伴奏をしたのは今年入学した生徒で、極度に緊張していましたが見事な伴奏をやり遂げました。コンサートが終わったとき、伴奏をした生徒のお母さまが涙を流して「娘はピアノ伴奏をこれまでに何度も担当してきましたが、いつもメンタルを崩してしまい、当日参加できないでいました。会場の入り口まで行ってどうしても中に入れなかったこともありました。初めてこんなに立派に演奏で来て...娘の確かな成長を感じます。」と感極まってお話くださいました。

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古賀牧師がお話しされたように、やさしい気持ちを取り戻すクリスマスになったと感じます。礼拝とコンサートを作ってくださった皆さん、参加してくださった皆さんに心から感謝します。

東京YMCA高等学院 学院長 井口 真