私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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【台風19号被災地支援】長野市に交流スペースがオープン

台風19号から2カ月が経った12月12日、東京YMCAが支援活動を行なっている長野市豊野地区に、中期的な支援拠点となるスペース「まちの縁側ぬくぬく亭」が開設されました。

「ぬくぬく亭」は約60平方メートルのプレハブ施設で、住民の声を聞いて支援につなげたり、交流や情報交換をする「縁側」として、広く住民の方々に開放されます。運営は、社会福祉法人「賛育会」ほか豊野地区で支援活動を行なってきた自治会やNPOなど12の団体が担い、来年3月まで毎日10時から5時までスタッフが常駐。東京YMCAもその一員として今後、各種の交流プログラムの提供を行っていく予定です。

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「ぬくぬく亭」前で。賛育会の松村隆さん(右)と、
東京YMCA菅谷淳総主事(左)
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「ぬくぬく亭」内
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「ぬくぬく亭」前での賛育会の松村隆さん(右)と、東京YMCA菅谷淳総主事(左)


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「ぬくぬく亭」内


この地区は、千曲川の決壊により広域にわたって浸水し、2カ月経った今も、乾いて固まった泥が塀や道路わきなどに付着したままで風が吹くと多量の砂塵が舞うなど、今も災害の爪痕が至る所に見受けられます。泥をかぶった家屋からは何度拭いても砂が出てくるなど、なかなか元通りには暮らせず、いまだに2階だけで暮らす方も少なくありません。
仮設住宅や他地域に移る人もあり、「近所づきあいがなくなって寂しい」「引越し先での生活に馴染めない」「毎日2階でじっとしている」といった高齢者も多く、孤立化が懸念されています。

12月12日に行われた「ぬくぬく亭」の開所式には、東京YMCA総主事・菅谷淳も列席。多数のメディアも訪れる中、被災した住民たちを励まそうと獅子舞が披露され、豚汁などもふるまわれ、にぎやかにオープン。「久しぶりに近所の人たちに会えてうれしい」などの感想が聞こえました。

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東京YMCAは今後2月に、長野市の清泉女学院大学のキャンパスで、子どもたちのリフレッシュプログラムを開催の予定です。