私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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杉並

3月のウォーキング中止のお知らせと 2月のご報告(WHO)

ご一緒に楽しく歩けることに希望をもって
3月の「城南五山縦走)」を中止します。

JR山手線の品川駅から目黒駅までの内側にある5つの高台は"城南五山"と呼ばれています。いずれも江戸時代には大名屋敷、明治以降は財閥、実業家の邸宅、今は、都内屈指の住宅地、学園、公園、美術館、博物館と、見どころ豊富です。3月28日に予定し、『WHO Report』も発送の手筈になっていましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止します。
この"五山縦走"は、態勢を整えて、再挑戦します。

状況が好転すれば、4月は「平林寺と野火止用水」、5月は「谷津干潟の野鳥とバラ」、6月は「エンジンのかかった豊洲市場」を計画しています。3月は、ご自宅付近で体をほぐし、他日を期されることをお勧めします。(吉田)



-WHO 2020年2月ご報告- 「国立競技場期待と64年五輪の追憶」

2月22日、新型コロナウイルス感染の恐れと春一番の荒れ模様との天気予想の中、JR原宿駅に集合したのは、36人。早速、明治神宮の鳥居をくぐりました。目的は、完成した国立劇場の設計コンセプトが、"杜のスタジアム"、木材を多用した"日本伝統の工法"ということから、神宮の杜と、神社建築を観るのが狙いでした。

明治神宮は、今年鎮座100年。杜も100年・参道に歴史パネルが展示されています。同神宮の本殿が戦災で焼失したことは、少国民としては知りませんでした。本殿の日本古来の建築を見て折り返し、今度は代々木公園に入り、64年五輪記念のオランダ選手宿舎。木造平屋にあの巨躯ヘイシングが寝たのでしょうか。64年五輪のレガシーと言うべき、丹下健三設計の吊り屋根式の第一体育館は、やはり素晴らしい。64年五輪の誘致に尽くし、日本の近代スポーツの父、岸清一を記念した岸体育館は、取り壊し中。

校庭開放の関係で港区立青南小学校に11時半までに入りたいと、速足で表参道を明治通りへと下り、青山通りへ上ります。安藤忠雄が、表参道ヒルズに取り込み保存した、震災復興住宅・同潤館に寄れなかったのが残念。学校正門の内側に、俳人、中村草田男の「降る雪や、明治は遠くなりにけり」の句碑がありました。詠んだのは、明治から20年を経た昭和6年、令和の今から、昭和には32年遡るのだと改めて思いました。

202003who1.jpg64年五輪のリジェンド、国立競技場第二体育館 202003who2.jpg「明治は遠くなりにけり」の句碑(青南小学校)
202003who1.jpg64年五輪のリジェンド、国立競技場第二体育館


202003who2.jpg「明治は遠くなりにけり」の句碑(青南小学校)



メトロ表参道駅から外苑駅までは、歩行距離を短縮するため銀座線を利用しましたが、一部は"濃厚接触"を嫌って徒歩。CIプラザで合流して、昼食。ここで温かいぽかぽか陽気が一転して、寒い北からの突風が吹き、厳しい時間帯でした。
食後は、徳川家康の腹心で江戸町奉行を務めた青山忠成の屋敷跡の一部、梅窓院へ。分家して郡上藩藩主となった青山家歴代の墓碑があり、その墓石のひとつがキリシタン灯篭(織部灯篭)。参加者の中に行徳・妙覚寺のキリシタン灯篭に詳しい人がいて、解説を聴くことが出来ました。  

最後は、スタジアム通りをオリンピックスクエアへ。日本スポーツ協会(旧日体協)と、日本オリンピック委員会が建て、各スポーツ団体の事務所がおかれている新築ビルの1~3階がオリンピック運動の発信拠点の「オリンピックスクエア」。野外に東京オリンピック、札幌・長野冬季五輪の縮尺聖火台やクーベルタン男爵の銅像がありました。男爵は、なぜか若づくりでIVYルック。何か違和感がありました。館内は、古代オリンピックから現代まで発展の歴史と意義の解説や記念品が展示され、オリンピアンとの体力比べも出来るなど・・・・。30分ほどで見終わり、竣工はしたものの、まだ近づけない国立競技場の外周を半周してJR千駄ケ谷駅で解散しました。(吉田)

202003who3.jpgキリシタン灯篭(青山・梅窓院)

202003who4.jpgオリンピックミュージアム前の

IVYルックのクーベルタン男爵

202003who3.jpgキリシタン灯篭(青山・梅窓院)


202003who4.jpgオリンピックミュージアム前のIVYルックのクーベルタン男爵





~今後の予定~*最終決定ではありません。
新型コロナウイルス感染拡大が収束すれば、4月は、平林寺と野火止用水、5月は、谷津干潟の野鳥とバラ、6月は、エンジンのかかった豊洲市場を計画しています。 

●4月 清冽平林寺と野火止用水

臨済宗平林寺には、禅宗独特の清冽なはりつめた空気があります。東京ドーム約9個分の敷地には,コナラやクヌギの雑木林が保護されて、国の天然記念物になっています。野火止用水は、"知恵伊豆"と言われた川越城主・松平信綱が、玉川上水に続いて開削した玉川上水の分水です。武蔵野の原野を沃野としました。
日にち:2020年4月25日(第4土曜)
持ち物:弁当、飲料、敷物、名札
参加費:300円
*施設入場料、交通費は別途
*初参加の方は別途名札代200円


●5月 近代化された魚市場「豊洲市場」

平成30年10月にオープンした豊洲市場は、築地のいわゆる築地の魚河岸とは全く違います。築地は開放的な施設で場内市場に素人だけでなく虫やホコリも入りましたが、ここは、閉鎖型施設で、見学者用デッキからガラス越しに見るようになっています。見学するにはどちらが良いかは、人によります。食品の衛生管理機能、説明展示は、こちらが圧倒的に優れています。
雰囲気も風景もまったく変わりました。それが、みどころです。
期 日:2020年5月23日(第4土曜)



●6月 野鳥の楽園、谷津干潟

東京湾の埋め立てによって大きなプ―ル状の取り残された干潟。そこは野鳥の楽園です。3.5 ㎞の遊歩道があり、年間約125種あまりの野鳥が確認されています。隣接する習志野市立バラ園では,約800種のバラを鑑賞できます。
期 日:2020年6月27日(第4土曜)


※さまざまな事情で予定が変わることがあります。『WHOリポート』か新着情報でご確認ください。