杉並
ウォーキングのご案内~野川下り⑦最終回 母なる多摩川との再会(WHO)12/17
「ウォーキング・ホリデー・オギクボ(WHO)」は、月に1度、東京近郊を歩く会です。 健康作りや仲間作りを目的に1997年に開始。以後20年余、会員ボランティアが中心となって開催しています。
第247回にあたる2022年12月は、WHOウォーキングの4月から始めた野川下りシリーズの最終回となります。
多摩川の南下によって生まれた野川は、母なる多摩川との再会です。それは同時に西国分寺から寄り添ってきた國分寺崖線との別れでもあります。崖線は、用賀、上野毛、田園調布まで続きます。
今回のコースは、農村の面影を残す地域から、江戸時代の江戸市中の町民に景勝を愛される人気の行楽地、明治時代の華族、華族や政財界の別荘、別邸地を経て、今は、"ニコタマ"と親しまれ、人気のスポットになっている二子玉川まで歩きましょう。
旧小坂邸の崖線緑地のモミジ |
多摩川との合流寸前野川(吉沢橋付近) |
旧小坂邸の崖線緑地のモミジ |
多摩川との合流寸前野川(吉沢橋付近) |
【日にち】2022年12月17日(土)(第3土曜)
【コース】小田急線成城学園前駅北口-<バス>-永安寺前-永安寺-仙川・丸子川分岐点-丸子川親水公園-仙川・野川合流点-鎌田前耕地公園-岡本民家園-岡本湧水―静嘉堂緑地自然林(水道トンネル)-旧小坂家家屋・崖線緑地-静嘉堂文庫・美術館入り口付近-玉電砧線軌道跡-野川吉沢橋-野川・多摩川合流点・兵庫島付近-東急田園都市線・大井町線・二子玉川駅
【集 合】小田急線 成城学園前駅南口 交番前 10:00(時間厳守・トイレを済ませて)
【解 散】東急田園都市線 二子玉川駅 14:30頃
【持ち物】名札、マスク、健康保険証、弁当、飲料、雨具、野川マップ
*4月にお渡したパンフレット『野川マップ』は、シリーズ終了までご持参ください。今回、初回参加の方にはお渡しします。
【参加費】300円、交通費、施設利用代は各自負担。
初参加の方は、名札代200円。(必ず装着してください)。
【受 付】初回の方は、必ず連絡先住所、電話番号を書いてください。これまで書いていない方もお願いします。
【コロナ対策の継続】
蔓延防止が解除になっても、感染が無くなったわけではありません。当分は、これまで通り用心しましょう。マスクは着用して、必要に応じてはずしてください。
【問合せ】 東京YMCA杉並センター
*事前の予約は不要です。現地にご集合ください。
*ご不明な点などありましたら、下記フォームからご連絡ください。
【今回のみどころ】
仙川:小金井市貫井北町を水源として絶えず野川の東側を流れてきたが、今回世田谷区鎌田で野川に合流する。全長20.9km。合流点改修中。
野川:西国分寺の恋ヶ窪付近を発して、途中入間川、今回、仙川を合流し、二子玉川・兵庫島付近(改修工事中)で多摩川に注ぐ。全長20.23km。
丸子川:一部は多摩川から取り水した六郷堀(次太夫堀)であったが、岡本三丁目付近で仙川の分水を受け、丸子川として、上野毛、等々力を経て大田区玉川大で丸子橋付近で多摩川に注ぐ。
岡本民家園:区内にあった茅葺き屋根の農家の古民家母屋、土蔵、椀木(うでぎ)門などを移築復元、整備し、江戸、明治時代の農家を再現している。
静嘉堂文庫・美術館:1910(明治43)年、旧三菱財閥、岩崎家の玉川廟として建設。1924(大正13)年に文庫・美術館を建設、2代社長岩崎彌之助、4代社長小弥太によって収集された国宝、重文を含む東洋の典籍、美術品が保存、展示された。2022年に文庫、美術館は、東京丸の内の明治生命館美術館に移ったが、静嘉堂緑地は、入場することができる。
旧小坂邸と崖線緑地:信濃銀行役員小坂順造の別、1937(昭和12)年に建造。國分寺崖線にある。付近には政財界人建てた別荘が数多くあったが、現在は解体された。世田谷区に寄贈された旧小坂邸のみ往時の姿をとどめている。
多摩川との合流地点:野川の多摩川合流点は、兵庫島(東急田園都市線鉄橋)付近。
多摩川と玉川:「多摩川」は正式な河川名、「二子玉川」は地域名、「玉川」は世田谷区の町名、「二子」も対岸の川崎市高津区の町名。
二子玉川(ニコタマ):江戸時代は大山詣での江戸町民相手の渡しと茶屋があり、明治になって玉川電車が敷かれ、住民が増え崖線付近に著名人が別荘を設けた。1969年、郊外型ショッピングセンターとして玉川高島屋SCが開業、2011年に東急ライズが参入し、"ニコタマ"として、広い世代を集めている。
(吉田明弘)
↑ WHOリポート12月号はこちら(クリックすると開きます)
11月の報告記事はこちら⇒