私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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講演会

「遠藤周作『沈黙』と映画『沈黙―サイレンス』をめぐって」山根道公氏(6/12午餐会)

今月の午餐会(ごさんかい)は、ノートルダム清心女子大学副学長・日本近代文学者の山根道公氏をお招きして、「遠藤周作『沈黙』と映画『沈黙―サイレンス』をめぐって」をテーマにお話を伺います。

遠藤周作は手術死の危険のあった入院体験から復帰し、『沈黙』執筆に向かった時には、この小説を書きあげることが出来たらもう死んでもいい、自分の過半生のすべてを打ち明けなければとの思いであったと語っています。そこで、今回は、そうした遠藤の人生と関連させて『沈黙』を読み解きます。さらに、今年公開され注目を集めた、スコセッシ監督の映画『沈黙』がそのテーマをどのように描き、深めているかについても解説し、そこから現代の私たちがどのような意味を見出すことができるか、考えます。
ぜひ、ご知友お誘いあわせの上ご参加ください。

*東京YMCA午餐会は毎月1回、昼食を共にしながら、各界の著名な方々のお話を聴く会で、国際、教育、文化、芸術、科学等の幅広い分野から講師を迎えて開催しています。1920年代から開催している歴史ある講演会です。⇒詳細はこちら



【と き】2017年6月12日(月)12:00 ~13:30

【卓話者】
ノートルダム清心女子大学副学長・日本近代文学者
山根 道公(やまね みちひろ)氏

【略 歴】
1960年岡山生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。立教大学大学院修了。博士(文学)。日本文学とキリスト教を研究テーマに遠藤周作、八木重吉、宮沢賢治等に関する著作を発表。1986年より井上洋治神父と共に「風の家」運動を行い、その機関誌「風(プネウマ)」を発行する風編集室代表。遠藤周作学会副代表兼事務局長。『遠藤周作文学全集』(新潮社1999-2000年)全15巻の編集に協力、解題及び年譜・著作目録を担当。『井上洋治著作選集』(日本キリスト教団出版局22015-2017年)全10巻の編者・解題担当。1998年よりノートルダム清心女子大学キリスト教文化研究所に勤務、2012年より教授、2017年より副学長。

●著書
『遠藤周作 その人生と「沈黙」の真実』(2005年、朝文社、日本キリスト教文学会奨励賞)。
『遠藤周作『深い河』を読むマザー・テレサ、宮沢賢治と響きあう世界』(2010年、朝文社)。
最近は『沈黙』をめぐって、NHK「こころの時代」〈母なる神への旅―遠藤周作『沈黙』から50年〉(2016年11月) およびKTN歴史ドキュメンタリー〈小説「沈黙」の旅―遠藤周作と長崎〉(2017年1月)に解説者として出演、スコセッシ監督の映画「沈黙―サイレンスー」でキチジローを演じた俳優・窪塚洋介との公開記念トークイベント(2016年12月)に出演、映画「沈黙-サイレンス」のパンフレットに「原作者の『沈黙』に込めた思い」を執筆、批評家の若松英輔と『沈黙』の原作と映画の宗教性をめぐって月1回の連続対談開催中(2017年2月~)、『沈黙』原作と映画特集の「風」(2017年春号)を発行。




【ところ】 東京大学YMCA
*東京メトロ南北線 東大前駅徒歩0分
改札前エレベータをのぼって左側。

【参加費】 3,000円 (食事なし1,500円)

【お申込み】6月8日(木)までにお願いいたします。
*ただし定員70人。先着順。

チラシはこちらから

東京YMCA賛助会事務局
TEL:03-3615―5562
FAX:03-3615-5608
メール:sanjo@tokyoymca.org
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