私は大学時代3年間ほどリーダーとして、夏や冬のスキーキャンプ、月1回の野外活動のプログラム等に参加していました。そこで子どもたちに楽しい時間を過ごしてもらえるよう仲間のリーダーたちと一生懸命、プログラムを考え実施しながら、実際には子どもたちとの交流を何よりも自分が楽しんでいたことを思い出します。
その後、社会人になってしばらくYMCAからはなれていましたが、30才を過ぎた頃、仕事とは違った面から社会に貢献する活動がしたいと考えていた矢先にYMCAの活動と再会、今は南コミュニティーセンターと会員部でのお手伝いをさせていただいています。
社会人になってあらためて関わったYMCAでは、地域への貢献や障がい者のサポート、国際協力など幅広い活動に触れ、そこでは自分の力や時間を惜しげもなく分かち合うことを、むしろ喜びとされている多くの方々と出会い、大きな影響を受けています。また世代や職業などを越え、同じ目的をもって活動を共にできることは楽しく、嬉しいことでもあります。これらは会社生活だけでは得られない貴重な経験です。
世の中が不安定で政治だけには頼れないこの時代、社会をよりよい環境にしていくためには、コミュニティーや自発的な団体による非営利活動の意味は、今後ますます大きくなると思います。これからもYMCAが社会に意味のある活動を拡げていけるよう、限られた力ではありますがお手伝いをしていきたいと思います。