機関紙「東京YMCA」に1996年から連載してきたコラム「資料室の窓から」が、2014年12月号で88回になり、同時に執筆者である齊藤實氏(東京YMCA元副総主事/YMCA史学会理事長)が88歳を迎えたことを機に、88編を1冊にまとめ、刊行しました。
齊藤實氏は『東京キリスト教青年会百年史』や『東京YMCA130年のあゆみ』を執筆したYMCA史の第一人者。YMCAの会員・職員として約70年の経歴もあることから毎週3日、ボランティアとして「東京YMCA資料室」の資料整理を続けています。また1996年には「YMCA史学会」を設立。年に数回の定例会では会員が研究発表を行い、紀要を発行するなど活発な研究活動を進めています。本書はそうした永年の積み重ねを元にした88編のコラムと、紙面に掲載できなかった〝こぼれ話〟も編まれています。
(2015年3月発行。1部1,000円。)