私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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少年長期キャンプ「野尻学荘」 ~野尻湖畔で過ごす14日間

野尻学荘とは?

1932(昭和7)年から80年余りにわたって続いている、小学5年生から高校3年生の男子を対象とした2週間(13泊14日)のキャンプです。「限りなき成長」をテーマとし、毎年8月に長野県の野尻湖畔にある「東京YMCA野尻キャンプ」で開催され、これまでの参加者数は延べ約6000人。多くの卒業生が社会で活躍しています。近年では在外日本人家庭のご子息など、海外からの参加者も増えています。

野尻学荘は、トレーニングを受けた東京YMCAの主に学生ボランティア(通称「リーダー」)と、経験豊富な社会人スタッフにより運営されています。同年代の仲間と少し年上の大学生と寝食を共にする2週間には、学校や家庭ではなかなか体験できない「自由」や「楽しさ」、さまざまな「学び」と「成長」に満ちており、子どもたちにとってかけがえのない経験となります。 多くの青少年に体験していただきたいキャンプです。

ディレクターより

キャンプ ~今、改めて大切にしていきたいこと~


昨夏の野尻学荘はパンデミックの影響により、中止を余儀なくされました。1932年から続くこのキャンプにとって、第二次世界大戦禍以来のことでした。

古くからYMCAキャンプの目的の一つに、自然を私たちの力を越えたものと知り、畏敬の念をもって生きていく力を養うことが唱えられています。この目的にパンデミックを重ねてみると、ウイルスの蔓延もまた自然の業であり、それによって被るどこか心細く不自由な生活にも学びがあると思えます。突如として日常が変化し、慣れない生活を迫られた経験は、非日常を過ごすキャンプとの不思議な類似点を持っていました。

電子機器を通じて学び、遊び、働き、会話する日々を極端に強いられたことで、これまで気づかなかった大切なことに、もう一度目を向ける機会を得た人も少なくないでしょう。この一年で、オンラインのコミュニケーションが社会で広く活用されるようになりました。便利な面もありますが、視覚と聴覚に偏ったコミュニケーションともいえます。

キャンプは、自然豊かな環境あるいはひとつ屋根の下で、同じ釜の飯を食い五感を豊かに動かす機会に満ち溢れています。電子機器やSNSから距離を置き、新たな出会いの中で切磋琢磨したり響きあったりする経験です。パンデミックによって際立つ社会変化の中で、デジタルデトックスの機会としてのキャンプはますます貴重になり、その役目を大きくしているものと確信しています。


野尻学荘ディレクター 三浦壮一郎

開催概要|2021年度「第85回野尻学荘」

緊急事態宣言の発令を受け、2021年度は中止いたしました。

日 程
2021年8月7日(土)~20日(金)13泊14日
場 所
東京YMCA野尻キャンプ
〒389-1302 長野県上水内郡信濃町桐久保 (Tel. 0262-58-2708) アクセス
対 象
中学1年生~高校3年生の男子(定員60人)
※5月末までは中学生40人、高校生20人の定員枠を設けて募集します。6月からは全体で60人になるまで、年齢枠によらず受付けます。
指導者
東京YMCAスタッフ、社会人および大学生を中心としたボランティアリーダー・スタッフ
参加費
154,000円(税込)
ご兄弟での参加の場合、野尻学荘OB会「野尻学荘クラブ」より参加費補助がございます。詳しくはお問合わせください。
集合解散
東京YMCA山手コミュニティーセンター(新宿区西早稲田2-18-12)map
※現地での集合解散も可能です。お気軽にご相談ください。

キャンプ場の生活

大自然の中、長期キャンプならではのゆったりとしたスケジュールで、仲間と共に楽しみながら一日一日の「生活」を大切に過ごします。

野尻学荘

野尻学荘

野尻学荘

【グループごとの生活】
年齢の近い5~8人の子ども(「ボーイズ」と呼びます)で1つのグループを作り、担当のボランティアリーダーと一緒に生活をします。日中は、グループで活動する時間と、個人単位で活動する時間、キャンプ全体で活動する時間があります。

【キャビンでの暮らし】
寝泊まりはテントではなく、キャビンと呼ばれる簡素なログハウスで生活します。キャビンにはベッドがあり、またキャンプ場内にはトイレ・シャワーもありますので快適です。キャビンには電気がなく、夜はランプで過ごしますが、ランプの火を囲んでの団欒はとても雰囲気がいいですよ。
野尻キャンプの施設紹介はこちら

【自分のことは自分で】
キャンプ中は、洗濯も掃除も自分たちで行います。洗濯は専用のランドリーが用意されており、キャビンやトイレ、メインホールの掃除は毎朝の"Duty(デューティ)"の時間にグループごとに行います。

【ファーストネームで呼び合う異年齢の交流】
野尻学荘では、ボーイズ・リーダー全員がニックネームやファーストネームで呼び合い、敬語も使いません。歳の差を超えた「仲間」としての交流は、とても楽しいものです。

【専属シェフがつくる充実した食事】
野尻学荘では、アウティング中を除き、プロのコックさんが栄養バランスのよいおいしい料理を作ってくれます。配膳や食器洗いは各自が分担して行います。

【生活をつくる、という経験】
野尻学荘では、民主的な話し合いによって、自分たちで生活を作っていきます。そのため毎日、キャビンの代表者による「マスター会」というミーティングを行い、生活上のルールを話し合ったり、プログラムの企画などもします。必要に応じて「荘会」を開き、キャンパー全員で話し合うこともあります。

プログラム内容

野尻学荘

野尻学荘

野尻学荘

【実修】
午前中の「実修」の時間には、水泳、ヨット、音楽、アーチェリー、写真などから興味を持った活動を1つ選び、2週間かけてリーダーの支援を受けながら習得していきます。選択できる種目の詳細はこちらのページをご覧ください。

【キャビンアクティビティ(CA)・キャビンタイム(CT)】
野尻学荘では、キャビングループで過ごす時間をとても大切にしています。CAやCTでは、グループで何をするかを決めて活動します。

【フリータイム(FT)】
毎日、自由時間が設定されていることは、長期キャンプならではの特徴の1つです。他のキャビンの仲間と遊ぶのもよし、洗濯や宿題をするのもよし、各自が思い思いの時間を過ごします。

【特別プログラム(例)】

野尻学荘

遠泳
野尻湖の対岸近くから約3kmを皆でゆっくり泳ぎます。ボートの伴走付きなので安心です。

野尻学荘

アウティング
キャビンごとに行き先を相談し、テントや寝袋、食材を持って1泊で出かけます。

野尻学荘

ボンファイア
参加者全員で楽しむキャンプファイアです。


このほかにも、開荘式、親睦会、主日礼拝、たぬき狩り、夕陽会、などのイベントが盛りだくさん。2週間があっという間に過ぎてしまいます。

プログラム詳細は、野尻学荘ボランティアたちによるブログをご覧ください

申込み方法

キャンプ内容の詳細など、お申込み前に確認したいことなどございましたら、お気軽にご連絡ください。担当スタッフが直接お答えします。
※参加をご検討の方を対象に、随時オンライン(Zoom)で説明会をおこないます。ご希望の方は、camp-nojiri@tokyoymca.orgまでご相談ください。

予約について

ご予約の前に

ご予約前に、以下を確認ください。

●キャンプや集団行動において、特別な配慮が必要と思われるアレルギーなどの疾病や疾患、心身の障がい、行動がある場合はお申し込み前にご相談ください。

●キャンプの趣旨に著しくそぐわない行為、他の参加者に迷惑をかける悪質な行為を繰り返した場合などには、キャンプの途中であっても当該参加者に帰宅していただく場合がございます。

●キャンセル規定その他の規定は、「キャンプ条件通知書」に記載しています。お申込み前に必ずご確認ください。

●キャンプ期間中は、スマートフォンやタブレット等、電子機器の使用はできません。

メール予約

2021年4月15日(木)日本時間午前0時より、下記メールアドレスよりご予約を承ります。

●初めてご参加の方は、面談(電話やオンラインミーティング可)をした上で正式なご予約となります。(面接が完了していないことを理由にキャンセル待ちになることはございません。)

●予約の際には、「野尻学荘」参加希望と明記のうえ、お名前、ふりがな、学年、電話番号、参加経験の有無をお知らせください。

●受付初日(4/15)に定員を越えるお申込みがあった場合は、抽選といたします。落選の方はキャンセル待ちとなります。(初日に限り、先着順とはしません。4月16日以降は先着順となります。)

参加決定

参加決定の通知

●返信メール(新規の方は面談を経て)をもって参加決定となります。

●参加決定された方には必要書類をお送りします。

お手続き

通常、参加決定から7日以内に下記のお手続きをお願いしておりますが、新型コロナウイルス感染症の動向により、キャンプの実施可否判断も含め、後日改めてご案内します。

●申込書と保険証コピーの提出

●参加費の納入
*分割払いの場合は7日以内に申込金として、参加費の内22,000円をお支払いの上、残額は、キャンプ開始の14日前までにお支払いください。

【振込先】
・三井住友銀行 高田馬場支店(普)109398 公益財団法人東京YMCA

*参加される方のお名前でお振込みください。
*名前の前にプログラム番号(NG)をご記入ください。(例:NGヤマテタロウ)
*振込手数料はご負担をお願いします。

打ち合わせ会

ご参加者を対象に打合せ会を行ないます。

●キャンプのしおりや資料などをお渡しし、ディレクターによる説明、リーダーとの顔合わせをします。

●当日ご欠席の方には、配布資料を郵送いたします。ご不明な点等は、メールやお電話にてご案内いたします。お気軽にご連絡ください。

<2021年度打合せ会>
日時:7月の週末 ※5月末までに日時詳細をご案内します。
場所:東京YMCA山手コミュニティーセンター(新宿区西早稲田2-18-12)での対面、またはオンライン(Zoom)で実施予定です。

参加者の声

●村井純さん(慶應義塾大学環境情報学部 教授)
人間と人間のコミュニケーションを支える仕組みが発達し、知りたいことや伝えたいことが自由になる新しい時代を生きる少年達にとって、自分の関心や信念に基づいた勇気と自信ほど大切なものはありません。2週間の野尻学荘の仲間との生活で自分の衣を解き、長所も短所も含めたお互いの真実が理解しあえたとき、自然にこの勇気と自信が身に付くことに気がつくのです。私が育った野尻学荘に、一人でも多くの希望に満ちた仲間が増えること願ってやみません。

YMCAキャンプ100年記念「村井 純さん特別インタビュー」はこちら

●比企敦子さん(日本キリスト教協議会(NCC)教育部 総主事)
我が家の息子たちにとって野尻は第二の故郷だ。当時、口数の少ない長男を不安と共に見送った朝を鮮明に覚えている。親の心配をよそに大満足で帰宅した兄を見て次男も続いた。ボーイズからリーダーへと心身共に鍛えられ、夏毎に逞しくなった。学荘での繋がりは今に至り、次男はキャンプドクターとして伺っている。 子どもから青年へと成長する過程で、出会い、経験し、共に語り合った生活のすべてが生涯の宝物となるだろう。隔てなく睦み、個性が大切にされ、自尊感情が育まれるキャンプとして更に発展してほしい。

【保護者アンケートより ~参加の理由~】

    大自然の中の生活はもとより、生身の人と協力する中で、意見を擦り合わせたり妥協したり主張の仕方を工夫したりしながら生活してゆく、上下関係なく受け容れあうことを学ぶ、学校以外の貴重な場と感じて参加させています。

    自発的な変化、成長を長いスパンで見守り、待ち、導いてくださる環境が整えられていること。野尻学荘以外では望めません。

    自然の中での多くのチャレンジが用意されており、自ら目標を立てて自分の可能性を広げ、自信をつけることができること。

    電気などない中で子どもたちが自然を満喫し、仲間と一緒にデューティ(掃除の時間)やプログラムを楽しみ、工夫して持ち物を考えながらアウティングに参加し、苦労して登った後に朝日を見た。そんな気持ちを存分に味わえる2週間にただただ感謝しております。

お問い合わせ

東京YMCA野外教育センター(山手コミュニティーセンター内)
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2‐18‐12
TEL:03-3202-0323  FAX:03-3202-0329