杉並
ウォーキングのご案内 ~目黒川下流・天王洲まで~(WHO)4/28
「ウォーキング・ホリデー・オギクボ(WHO)」は、月に1度、東京近郊を歩く会です。 健康作りや仲間作りを目的に1997年に開始。以後20年余、会員ボランティアが中心となって、欠かさず開催しています。
第218回となる2018年4月は、目黒川下流、天王洲まで歩きます。
どうぞお気軽にご参加ください。
==【2018年4月のご案内】==
目黒川も池尻・大橋あたりから目黒通の太鼓橋、目黒不動付近までは、江戸町民の日帰りの行楽地でした。今はビルに変わっていますが、高台は大名屋敷、低地は町家だったゆったりとした面影をとどめています。
今回は、下流の品川区部分を東京湾の河口まで歩きます。飲食街、高層ビル空間、工業地帯、江戸時代の面影を残す旧東海道品川宿と社寺、天王洲の広い空と公園、運河と散策デッキと、景色がめまぐるしく変化します。
お一人でも、お友だちとでも、ご参加ください。
【日にち】2018年4月28日(※第4土曜) 9:45~14:30頃
【コース】
JR山手線・五反田駅⇒五反田大橋⇒水辺の広場(さくらてらす)⇒御成橋公園⇒大崎再開発ビル街(大崎セントラルビル)⇒三嶽橋⇒日本ペイント明治記念館-東海寺⇒荏原神社⇒京浜急行・新馬場(しんばんば)駅⇒旧東海道⇒本陣跡⇒寄木神社⇒昭和橋⇒東品川海上公園⇒天王洲公園⇒天王洲ボードウォーク⇒第四台場跡⇒東京モノレール・天王洲アイル駅⇒JR浜松町駅
【集 合】JR山手線・五反田駅中央改札(ホームから階段を下る)西口前 9:45集合
【解 散】東京モノレール浜松町駅 14:30解散
【持ち物】弁当、飲料(かならず)、敷物、雨具、名札
*お弁当は集合前に必ず準備してください。歩き出したら買う時間はありません。
【参加費】300円 (交通費は個人負担)
*初参加の方は、名札代200円別途。
*施設使用料は今回はありません。
【問合せ】東京YMCA杉並センター
*事前の予約は不要です。現地に集合ください。
*ご不明な点などありましたら、下記フォームからご連絡ください。
【今回のみどころ】
◆目黒川:北沢川と烏山川が世田谷三宿付近で合流して目黒川となり、目黒を経て、品川の天王洲で東京湾に注ぐ。沿道の風景の変化に驚かされる。今は水質が改善され、アユ、マアジ、ボラなどが遡上している。
目黒区内は都内有数の桜の名所。花見時期には賑わう。今回歩く地域は、川幅も広く、遊覧船の上り下りがある。
◆大崎再開発地域:電気メーカーなどの工場跡地が再開発によって高層複合ビルの町になり、緑と花の公園、散歩道が心地よい。
◆日本ペイント明治記念館:明治42年に建てられた煉瓦造りのペンキ製造工場が記念館として残っている。国産ペンキ発祥の地。
◆清光院:徳川家譜代の大名だった奥平家の墓域。巨大な五輪塔が80基ほどあり圧巻。
◆東海寺:徳川家光に迎えられた沢庵和尚の開山。たくあんが考案された地。現在改修中。
◆荏原神社:奈良時代の創建。源頼義、義家が奥州遠征の際に、府中・大國魂神社とここに勝利祈願した。天王洲の名のゆかりのある天皇祭で知られる。
◆旧東海道品川宿:日本橋を旅立って8㎞にある最初の宿駅。宿泊よりも遊興が盛んだった。見どころが多いが、今回は横切るだけ。
◆品川宿本陣跡:江戸時代、大名が宿泊した本陣跡。明治天皇が休息したため、聖蹟公園となった。
◆寄木神社:左官の名工・伊豆の長八の漆喰コテ絵が残る。
◆天王洲アイル:元は土砂が堆積した洲で、この付近が河口だった。運河に囲まれ、テレビドラマやCFの撮影でも人気がある。幕末、築造が中止された第4台場跡もある。
-WHO 2018年3月ご報告- 「花のさいたま・見沼田んぼ」
原則第4土曜日開催と決めていますが、3月は、満開のサクラを見ようと第5土曜の31日にしました。でも、前の週には都心のサクラが散り始めたのでいささか慌てました。埼玉県 "見沼田んぼ" ではどうか?
JR武蔵野線・南浦和駅に集合したのは35人。歩き出してすぐ、眼下の見沼代用水西縁沿いにサクラ並木が見えました。満開‼。歓声があがりました。
真ん中の芝川を挟んで、見沼代用水の東縁と西縁が流れ、この流れを通船堀が横に繋いでいます。その水位差を解消したのが2つの閘門です。閘門跡を観た後、閘門と船の通行を管理していた鈴木家住宅を訪ねました。主屋の裏に展示館と船蔵があり、往時使用されていた1/2サイズの「ひらた船」の展示がありました。当時は堀幅が広かったそうです。
通船堀が代用水東縁に繋がるあたり、小高い丘に木曾路の富士塚。急な階段は危険と制止するも空しく、数人は登ってしまいました。
東縁の沿道は、サクラの木立が点在し、まさに百花繚乱、押し合っています。地味が豊かなのでしょうか、どの花も色鮮やかです。
川口自然公園の芝生広場で昼食。
午後はふたたび西縁に沿い、途中で広大な春の農地を横切りました。農作業をしている人たちがなにか素人っぽい。市民農園なのでしょうか。桜吹雪、桜畳も味わいました。さいたま市立園芸植物園では温室の珍しい花も観ることできました。
江戸時代に米作のために開拓された途方もなく広い農地ですが、いまは水田はほとんどなく蔬菜や園芸植物が栽培されています。耕作放棄や物納される土地、荒廃した土地も増えているようです。今後、農業収入をもたらさないこの低地がどうなるのか、気がかりでもあります。
浦和民家園博物館で解散して、バスでJR浦和駅に出ました。サクラ、花、天気、通船堀、花びらを浮かべて流れる水、とウォーキングとしては満足いくコースでした。
(記:吉田明弘)
【WHO今後の予定】
5月26日(土)漱石の新宿・牛込、神楽坂
※さまざまな事情で予定が変わることがあります。『WHOリポート』か新着情報でご確認ください。