杉並
ウォーキングのご案内 ~とどろいているか?等々力渓谷~(WHO)9/22
「ウォーキング・ホリデー・オギクボ(WHO)」は、月に1度、東京近郊を歩く会です。 健康作りや仲間作りを目的に1997年に開始。以後20年余、会員ボランティアが中心となって、欠かさず開催しています。
第221回となる2018年9月は、等々力渓谷を歩きます。
どうぞお気軽にご参加ください。
==【2018年9月のご案内】==
世田谷の住宅地に突如現れる渓谷。まるで扉の開いた冷蔵庫の前に立っているような冷気を感じます。等々力渓谷は、用賀に源を発した谷沢川(やざわがわ)が、多摩川がもたらした国分寺崖線を削って造った約600mの渓谷です。その名の由来は、滝音や激流の響きからとされます。自然林があり、都内では姿を消した動植物が棲息しています。夏休みには、子どもたちの絶好の遊び場でした。
多摩川左岸の付近には、古墳群も多く、古代から住みやすい地であったことが分かります。古刹、名刹を含むコースです。
今回は残暑が厳しいかも知れません。当日の気温やコンディションによっては、等々力渓谷、五島美術館で過ごすなど、変更があります。お含みください。
【日にち】 2018年9月22日(第4土曜日)9:45~14:30頃
【コース】
二子玉川駅or自由が丘駅-<大井町線>-等々力駅-満願寺-玉川神社-等々力渓谷公園-等々力不動-多摩川遊園-上野毛大塚古墳-善養寺-覚願寺-五島美術館-上野毛駅
【集 合】 大井町線等々力駅改札9:45
【解 散】 大井町線上野毛駅 14:30
【携行品】 飲料、敷物、名札、昼食
【参加費】 300円(施設入場料、交通費は個人負担)
*初参加の方は別途名札代として200円。
【問合せ】東京YMCA杉並センター
*事前の予約は不要です。現地に集合ください。
*ご不明な点などありましたら、下記フォームからご連絡ください。
【今回のみどころ】
等々力渓谷:世田谷区用賀を発した谷沢川が多摩川がもたらした国分寺崖線を更に削って造った都区内では珍しい約600mの渓谷。地上は人や車の往来が盛んだが、ここは冷気と静寂の別世界。
等々力不動:号名は流轟山明王院。ハケから谷沢川に落ちる滝があり、全国から修行者が集う霊場。
満願寺:真言宗智山派、1470(文明2)年の開山。開基は吉良氏。1549(天文18)年、深沢からこの地に移った。地元の善養寺、等々力不動、金剛寺、覚願寺は末寺。文武に秀で、元禄6年に柳沢吉保に召され、大石内蔵助と親交があり、陰で赤穂浪士を支援した細井広沢(こうたく)の墓は国の指定史跡。
玉川神社:1501~03年(文亀年間)に吉良頼康が勧請したと伝わる。
野毛大塚古墳:野毛古墳群の中心の4世紀末から5世紀初頭に造築された古墳。帆立貝形古墳としては南関東では最大級。副葬品から大和朝廷と関係深い、この地域の小豪族を支配した大首長のものと考えられる。
五島美術館:実業家五島慶太の収集した、『源氏物語絵巻』『紫式部日記絵巻』など、国宝5点、重要文化財48点を含む膨大な収蔵品がある。庭園も見事。入館料1,000円。
【下見をおえて】
※このウォーキングのコース内容は、毎回2-3回の下見や調査をして企画しています。
7月、8月は夏休みでしたので、のんびりできました。でも猛暑、酷暑、炎暑が続き、下見が1日延ばしになり、やっと第1回目を8月18日に行いました。等々力渓谷は、2003年7月にも行っていますが、川の流れは変わっていません。渓谷の上流よりも下流の方が水質良くなっているのは、ハケから多くの湧水が流れ込んでいる証だそうです。
前回は訪れなかった五島美術館もみどころです。暑さ対策はぬかりなく。(吉田)
WHO6月例会報告 ー 深大寺の仏像とソバ・神代植物園
第220回WHOウォーキングは6月23日、調布の深大寺、神代植物園を歩きました。午後からは強雨との予報がありましたが、それでも参加者は35人。
今回のコースの深大寺と神代植物園とは隣接し、かつてはどちらも深大寺の境内地だったそうですが、前者は立川段丘面にあり、国分寺崖線(ハケ)の水が豊富、後者は武蔵野段丘面にあり、水が乏しかったところ。京王線調布駅からバスで深大寺東参道へ。
その名に湧き水が豊富という意味のある青渭神社から水生植物園へ。広がる谷戸を木道で巡ります。高台が小田原北条氏の深大寺城跡。今は空堀と土塁に面影を残すのみの、穏やかな郭跡です。ソバの花と、早くも咲いているハギの花が印象的でした。
深大寺は、東京の寺院では、浅草の浅草寺に次ぐ733年の創建。東京西部に住む者にとっては何度か訪れることはあっても由来などを詳しく聞く機会はありません。今回は、調布市に3人のガイドの案内を予約していましたので、じっくり説明を受けました。これは大成功。水神信仰に始まり、天台宗に代わり元三大師が信仰の中心となる経緯、梵鐘、堂宇の由来、境内の樹木など詳しく説明を聞くことが出来ました。
国宝である飛鳥時代の作、白鳳仏も拝観し、午前11時の梵鐘の音も聞けました。
深大寺本堂 |
神代植物園水生植物園 |
深大寺本堂 |
神代植物園水生植物園 |
1時間の見学を終え、参道に20軒ある蕎麦屋に分かれて、思い思いに名物のソバを味わいました。時間に余裕があり、般若湯を味わったり、お土産を買う方も。
ハケの坂道を登り、深大寺門から神代植物園に入り、広い園内をゆっくり回り、緑を堪能しました。雨が降り出しましたが、あまり気になりません。最後は大温室へ。ベコニア館と熱帯スイレンが見どころ。ベコニアの強烈な赤が胸に焼き付き、対照的に熱帯スイレンの形と色の清楚さが、なぜか心に沁みました。正門で解散し、それぞれバスに乗りました。このころから天気予報が当たり、雨脚が強まりました。200回を超えるウォーキングの中でも、バラエティーとバランスのとれた心地よいコースでした。
神代植物園のバラから深大寺のソバへの切り替えもうまくいきました。 (吉田明弘)
<感謝>
6月定例会以後1人の方から82円切手30枚をご寄付をいただきました。感謝して報告いたします。
(記:吉田明弘)
【WHO今後の予定】
2018年10月27日(土) 相模一之宮 寒川神社
*さまざまな事情で予定が変わることがあります。『WHOリポート』か新着情報でご確認ください。