私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

  1. ホーム
  2. コミュニティーサービス、地域活動、教養、講座
  3. 杉並 ニュース
  4. ウォーキングのご案内 ~相模国分寺跡、一之宮の寒川神社~(WHO)10/27

コミュニティーサービス、地域活動、教養、講座ニュース

杉並

ウォーキングのご案内 ~相模国分寺跡、一之宮の寒川神社~(WHO)10/27

「ウォーキング・ホリデー・オギクボ(WHO)」は、月に1度、東京近郊を歩く会です。 健康作りや仲間作りを目的に1997年に開始。以後20年余、会員ボランティアが中心となって、欠かさず開催しています。


第222回となる2018年10月は、相模国分寺跡、一之宮の寒川神社を訪ねます。
どうぞお気軽にご参加ください。

201810samukawa.jpg
相模一之宮寒川神社
201810samukawa.jpg
相模一之宮寒川神社


==【2018年10月のご案内】==

秋の遠足は、相模国。相模国分寺跡、一之宮の寒川神社を訪ねます。
かつて、茅ケ崎海岸は、寒川神社付近まできていました。国府が平塚にあり、国分寺は相模川を遡った海老名にありました。
秋の気配の濃い丹沢連峰、刈入れの終わって一息ついた田んぼを眺めながら、古代の人たちの暮らしに思いを馳せてはいかがでしょう。


【日にち】2018年10月27日(※第4土曜) 9:45~14:30頃

【コース】

小田急小田原線・海老名駅⇒海老名中央公園(国分寺七重塔1/3復元模型)⇒海老名市立郷土資料館(旧村役場庁舎)⇒国分寺跡⇒海老名の大欅⇒真言宗国分寺(梵鐘)⇒JR相模線海老名駅⇒<相模線>⇒寒川駅⇒中央公園⇒JRわいわい市⇒二之鳥居⇒三之鳥居⇒寒川神社(神池・旧神門・客殿。神門・回廊・拝殿・渾天儀・馬場・三之鳥居)⇒JR宮山駅⇒<相模線>⇒JR相模線海老名駅⇒小田急小田原線・海老名駅

【集 合】小田急小田原線・海老名駅中央口 9:45
 *集合は、小田急小田原線・海老名駅。往路は、小田急小田原線・新宿駅、8時50分発「急行」小田原行きで海老名駅9時39分着をおすすめします。思ったより、早く着きます。新宿のホームにご注意。

【解 散】JR相模線・宮山駅 14:30
  
【持ち物】弁当、飲料(かならず)、敷物、雨具、名札

【参加費】300円(施設入場料、交通費は個人負担)
*初参加の方は、名札代200円別途。

【問合せ】東京YMCA杉並センター
*事前の予約は不要です。現地に集合ください。
*ご不明な点などありましたら、下記フォームからご連絡ください。





【今回のみどころ】
 
◆寒川神社:相模国の一之宮。1600年の歴史を有すると言われ、927(延長5)年、編纂の「延喜式」の神名帳に名神大社と記されている。頼朝、北条、家康などの崇敬を受けた。一之鳥居からの参道はこんもりした緑の森となっている。八方除け(方位信仰)で知られ、年賀参拝者も多い。


◆相模国分寺跡:741(天平13)年の聖武天皇の詔によって全国各地に創建された国家寺院。68か所の国分寺の中でも規模が大きく、伽藍配置は法隆寺式。いつしか消えたが、礎石などが発掘され、近くの国分尼寺とともに国の史跡に指定された。七重塔は高さ65mと推定され、1/3縮尺模型が海老名駅前にある。

◆国分寺:真言宗国分寺。国分寺の薬師堂が一時あった場所にあり、旧国分寺の後継寺とされている。梵鐘は、この地の豪族、海老名氏の一族国分治郎源季頼が1292(正応5)年に国分寺尼寺に寄進したもの。鎌倉円覚寺の梵鐘を鋳造した物部国光の作。国の重要文化財。

◆海老名市郷土資料館:
国分寺(僧寺)、国分寺尼寺など、市の歴史が展示されている。国分寺遺跡の前にあり、今は姿のない、国分寺、尼寺の屋根瓦や七重塔の金銅製水煙などの展示は迫力がある。建物は1918(大正7)年に「郡役場洋式」で建築された村役場庁舎を利用している。

※このウォーキングのコース内容は、毎回2-3回の下見や調査をして企画しています。


【下見をおえて】
当初は、相模国一之宮寒川神社がお目当てでした。神社周辺の見どころ情報を友人知人にメールで依頼する一方、9月19日に1回目の下見をしました。小田急小田原線・海老名駅で乗り換えた相模線は,1時間に2~4本。寒川駅で降りる時、ドアは、自分でボタンを押さないと開きません。「ぼ~っと生きてるんじゃねえよ」という声が聞こえて、遠くに来たことを実感しました。駅でもらった地図で歩き回りましたが、WHOらしいコースのイメージになりません。ふと、海老名に相模国分寺跡があることを思い出して"古代"の縁で結べないかと、海老名駅に戻り、暮れ行く遺跡などを足早に回いたら、イメージがまとまりました。2回目の下見でコースを滑らかに仕上げました。(吉田)



-WHO 2018年9月ご報告- 「ハケはここにも、等々力渓谷・五島美術館」

9月のWHOウォーキングは22日。予報では「午後3時頃から雨」でしたが、9時45分の大井町線等々力駅での集合時には、すでに傘をさしていました。参加者は27人。
この地は、かつては玉川村。江戸城がまだ江戸の中心でない時代に、世田谷城の吉良氏が支配し、小田原北条と北関東を経済的、軍事的に結ぶ要地だったそうです。

1470年開山の満願寺から地域の総鎮守玉川神社へ。ここで、驟雨をやり過ごしました。
用賀中央通りの食品スーパーの裏手、平地を鋭く削ったように等々力渓谷が突如現れました。水の流れに沿って歩きます。両岸は高さ10数mの崖。何層もの地層の断面が観察できます。ふと、北海道地震による地滑りが頭をよぎりました。幸い雨はあがりました。 

渓谷は600mほど。途中で左岸にある古代の横穴墓を見て、平地に戻り、等々力不動尊を訪ね、再び渓流に下りました。滝音の轟きが地名の由来と言われる不動の滝は、2本の滝口から静かに流れていました。対岸の日本庭園にある書院も利用して昼食。こういう施設には珍しく、お弁当を食べることができました。しかもお茶付き。

ここから野毛大塚古墳へ。5世紀初頭に築かれた帆立貝型古墳で、高さが10m、この型では東日本では最大規模です。出土品から南武蔵(川崎、横浜の一部を含む)の小豪族を支配した大首長のものと推測されています。希望者は墳丘に上りました。環八通りの南側のハケ(国分寺崖線)沿いのきれいな家並みの道を上野毛の五島美術館へ。ここは、東急グループの総帥五島慶太が収集した美術品が保管展示されています。今回は、ハケの自然を最大限に生かした庭園を自由散歩することにして、ここで解散。

(記:吉田明弘)

201809kofun.jpg
野毛・大塚古墳
201809kofun2.jpg
同古墳丘頂上
201809kofun.jpg
野毛・大塚古墳


201809kofun2.jpg
同古墳丘頂上


【WHO今後の予定】

11月20日(第3火曜)高尾山
*11月は高尾山を予定していますが、山だということもあり、過去に参加したことのあるリピーター限定(先着35人)とさせていただきます。

※さまざまな事情で予定が変わることがあります。『WHOリポート』か新着情報でご確認ください。