杉並
ウォーキングのご案内~爽秋の野川中流を楽しむ(WHO)9/24
「ウォーキング・ホリデー・オギクボ(WHO)」は、月に1度、東京近郊を歩く会です。 健康作りや仲間作りを目的に1997年に開始。以後20年余、会員ボランティアが中心となって開催しています。
第244回にあたる2022年9月は、WHOウォーキングの野川下り4回目となります。今回も、2か月の夏休み明けですから、ゆったりとスタートしましょう。
野川の中流は、川も沿道も多彩な変化が楽しめます。途中で武蔵野段丘と立川段丘の境、国分寺崖線に沿い、東日本最古の国宝白鳳仏像のある深大寺を訪れ、再び野川の低地に戻り甲州街道を目指します。
調布市深大寺門前の茶店、深大寺蕎麦は江戸時代から有名だった。
【日にち】2022年9月24日(土)(第4土曜)
【コース】JR中央線三鷹駅-<バス>-龍源寺バス停-大沢の里(水車経営農家・古民家・水田など)-御塔坂橋―深大寺通り―神代植物園分園水生植物園―深大寺城址-祇園寺―虎狛神社-国領神社-京王線調布駅(または国領駅)(当日コース変更をする場合があります)
【集 合】JR三鷹駅南口 10:00
【解 散】京王線調布駅 14:30頃
【持ち物】名札、マスク、弁当、飲料水、雨具、パンフレット「野川マップ」
*4月にお渡したパンフレット「野川マップ」は、シリーズ終了までご持参ください。初回参加の方にはお渡しします。
*名札の裏面には、緊急連絡先を必ず記入してください。
*お弁当は出発前に必ず用意してください。
【参加費】300円。施設入園料200円。
*初参加の方は、名札代200円別途。(必ず着用)
*国宝釈迦如来拝観料は個人負担。
【コロナ対策の継続】
蔓延防止が解除になっても、感染が無くなったわけではありません。当分は、これまで通り用心しましょう。マスクは着用して、必要に応じてはずしてください。
【問合せ】 東京YMCA杉並センター
*事前の予約は不要です。現地にご集合ください。
*ご不明な点などありましたら、下記フォームからご連絡ください。
深大寺の本堂の本堂、左手に国宝白鳳釈迦如来倚像が公開されている。 |
都心で見ることの出来ないタマムシが野川沿道に。(三鷹市大沢の里付近)。 |
深大寺の本堂の本堂、左手に国宝白鳳釈迦如来倚像が公開されている。 |
都心で見ることの出来ないタマムシが野川沿道に。(三鷹市大沢の里付近)。 |
【今回のみどころ】
大沢の里:三鷹市の、人々の暮らしの空間をそのまま博物館として捉える、という構想の下に古民家などを復元、保存している。
旧箕輪家住宅主屋は、この地でワサビ栽培を始めた箕輪家が1905(明治35)年に建てた当時の典型的な農家。ハケの水を生かしたワサビ田もある。水車経営農家は、1808(文化5)年に造られた水車を現在も動かせる状態で保存している峰岸家。水車は全国でも最大級。共通入場料200円。
深大寺:水の得られなかった武蔵野台地でハケ下に豊富な水が湧くこの地は人々に水神信仰をもたらした。深大寺は水神、深沙大王を祀る寺として天平5(722)年に満功上人が開山した都内では有数の古刹。平安時代に天台宗に改まり18代慈恵大師(通称元三太師)像を安置。山号浮岳山。だるま市で賑わう。境内のソバも人気。
国宝・白鳳期釈迦如来像:深大寺の物置に置かれていた仏像が、2017年に国宝に指定された。新薬師寺の香薬師像、法隆寺の夢違観音像と類似点が多く、「白鳳三仏」と言われ、飛鳥時代後期に奈良で造られた、東日本最古の仏像。
神代植物園水生植物園:都立神代植物園は、ハケの上にあり、下の湿地帯は分園として水生植物園となっている。木道が整備され、周遊できる。入場無料。
深大寺城址:1537(天文5)年、関東進出を図る小田原北条氏に抗するために扇谷上杉家が再興した中世の城郭跡。水生植物園の高台に位置する。
琥珀神社:社伝によると、589(祟峻2)年創建、農業の神を祀る。現社殿は1683(天和3年)に建造され調布市、狛江市で最古。板垣退助が植樹した「自由の松」がある。
祇園寺:祇園寺は、730(天平2)年、または750(天平勝宝2)年に深大寺の満功上人が創建。虎狛神社の別当寺。明治時代、自由民権運動の拠点で後に板垣退助が植樹した「自由の松」がある。
(吉田明弘)
調布市祇園寺の本堂 明治時代に自由民権運動の本拠だった寺。創建730(天平勝宝2年) |
ガマの穂と刈り入れを待つ稲穂(調布市深大寺町) |
調布市祇園寺の本堂 明治時代に自由民権運動の本拠だった寺。創建730(天平勝宝2年) |
ガマの穂と刈り入れを待つ稲穂(調布市深大寺町) |
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