私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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ウォーキングのご案内~野川下り⑥タヌキも出る成城から次大夫堀へ(WHO)11/26

「ウォーキング・ホリデー・オギクボ(WHO)」は、月に1度、東京近郊を歩く会です。 健康作りや仲間作りを目的に1997年に開始。以後20年余、会員ボランティアが中心となって開催しています。

第246回にあたる2022年11月は、WHOウォーキングの野川下り6回目となります。

世田谷・成城といえば、都内有数の住宅地。豪邸やハイセンスの街並みです。ところが、塀や垣に『タヌキに注意』のポスターが目立ちます。
なぜ? 成城の西側斜面は、國分寺崖線と野川です。多種の動植物の命が息づいているのです。自然と人との深いかかわりが感じられます。

コース後半は、多摩川からを取り水して慶長2(1597)年から16年の歳月をかけて完成させた六郷用水(次大夫堀)が一部復元されていて、当時の古民家と共に、その労苦をしのぶこともできます。前半は、崖線(ハケ)の上の部分を、後半は野川に沿った低地を歩きます。10月に比べて、歩行距離、時間を短くしました。

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【日にち】2022年11月26日(土)(第4土曜)

【コース】小田急線成城学園前駅-イチョウ並木-成城学園の町並-旧猪股邸住宅-旧山田邸-富士見橋-きたみふれあい広場(昼食)-雁追橋-次大夫堀公園-同・民家園-喜多見大橋-成城三丁目緑地-成城学園前駅南口

【集 合】小田急線成城学園前駅 10:00(時間厳守)
【解 散】小田急線成城学園前駅 14:30頃

【持ち物】名札、マスク、健康保険証、弁当、飲料、雨具、野川マップ
 *4月にお渡したパンフレット『野川マップ』は、シリーズ終了までご持参ください。今回、初回参加の方にはお渡しします。

【参加費】300円、交通費、施設利用代は各自負担。
 初参加の方は、名札代200円。(必ず装着してください)。


【コロナ対策の継続】
蔓延防止が解除になっても、感染が無くなったわけではありません。当分は、これまで通り用心しましょう。マスクは着用して、必要に応じてはずしてください。

【問合せ】 東京YMCA杉並センター
 *事前の予約は不要です。現地にご集合ください。
 *ご不明な点などありましたら、下記フォームからご連絡ください。





【今回のみどころ】
成城の地名
:明治・大正の教育界の重鎮・沢柳政太郎が新宿に開いた成城小学校が中学を設けることになり、同校の教育主事小原国芳(後の玉川学園創始者)が砧村喜多見に24,000坪の校地と、建築資金調達のための住宅分譲用地、20,000坪の土地を買い上げて、1939(大正14)年に開校した。「成城」ということばは、中国の古典「詩経」に「哲夫成城」とあり、分別をわきまえた人が国をつくるの意である。校名が地名、駅名となった。

イチョウ並木:開校時に学園の生徒がサクラとイチョウを植樹し並木をつくった。

旧猪股邸住宅:(財)労務行政研究所初代理事長猪股猛氏が1957(昭和42)年に建てた住宅。設計は吉田五十八。武家屋敷風の数寄屋造りの母屋に水路を配した回遊式日本庭園。遺族靖氏から平成10年に世田谷区に寄贈された。

旧山田邸:戦前、米国で事業に成功した楢橋定吉氏が1937(昭和12)に建てた米国の生活様式を取り入れた近代住宅。赤いフランス瓦、引き下げ窓、黄金色の外壁。その後。南画家の山田盛隆が購入、2015(平成27)年、世田谷区に寄贈された。

富士見橋:ダイアモンド富士が望める。

みついけ緑地:国分寺崖線にある標高差、約20m、2.9hrの緑地。渓谷があり湧き出した清流が崖下の水田にそそぐ。水温を高めるために高低差のある3つの池を巡る経することが、「みついけ」の由来である。豊かな生態系の宝庫。特別保護区などに指定され、今回も入場できない。

次大夫堀・次大夫堀公園:徳川家康が1997(慶長2)年、代官小泉次太夫(太とも書くが自筆は大)に命じて15年の歳月を掛けて開削した農業用水。多摩川で取り水し世田谷領、六郷領に注いだ。正式に名称は六郷用水)戦後、役目を終え、その姿を失ったが、一部が公園内に復元されている。

次大夫堀公園民家園:区内にあった茅葺き屋根の古民家、土蔵、長屋門を移築復元し、里山、林などを整備し、江戸、明治時代の世田谷の農村を再現している。

成城三丁目緑地:かつては、皇室御用林でもあった2haの里山。植林、植栽林、竹林が混在。湧き水池もあり小径があるが、団体には向かないので周辺から眺めるのみ。

(吉田明弘)



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↑ WHOリポート11月号はこちら(クリックすると開きます)



WHO10月の活動報告はこちら⇒