"ヨコの関係"の中で、人間力を育みます
YMCAは100年以上も前からずっと、グループでの活動を大切にしています。 一般的に学校では、先生や先輩から教えられる"タテ型"の受動的な学習が中心ですが、グループ活動では、対等なコミュニケーションの中で、教えたり教えられたりしながら互いに刺激し合い、自分で判断して学んでいきます。"ヨコの関係"の中で、主体的な学習ができます。
子どもたちは、励まし合い、協力し合って交流の楽しさを知り、良き友人を作る方法を学びます。また、友人関係ができてくると、お互いに安心してふるまうことができるようになり、自由なアイデアがわき、創意工夫のエネルギーが生まれ、ダイナミックなグループ活動が展開されていきます。
仲間たちと自然の中に出かけ、新緑の香り、水遊びの楽しさ、紅葉の美しさなどを五感で味わいながら思いっきり遊ぶこと。その中で、協調性、社会性、自主性、創造性などがはぐくまれ、人間力を倍加させていくこと。それがYMCAの定例野外グループです。
ボランティアリーダー
YMCAのグループ活動に欠かせないのが「ボランティアリーダー(通称:リーダー)」です。彼らは"タテの関係"の指導者ではなく、子どもたちと一緒に活動を楽しむお兄さん、お姉さんです。子どもたちの自主性を尊重しながら、安全管理をしたり、グループの関係がゆがんだりしないようにサポートする。"ナナメの関係"で成長を見守ります。 彼らは、YMCAで所定のトレーニングを受けた18歳以上の主に学生たちで、毎週1回ミーティングを行ない、プログラムの企画や準備を行なっています。先生でも親でもないボランティアリーダーとの関わりは、子どもたちにとって楽しく、かけがえのない成長に寄与しています。