乳幼児期は人間形成の「根っこ」が育つ大切な時期です。
この根っこは、神さま、そして保護者や保育者から、「あなたが大事」という温かくて豊かな栄養が含まれた家庭やこども園や地域というそれぞれの場の、さまざまな人間関係のなかで、育てられ、育ちます。
子どもたちは、自分の存在をありのまま認められ、思いを受け止めてくれる人に支えられながら、自分の力で根っこを伸ばしていきます。早く伸ばそうと引っ張ってみても根っこは伸びません。水や栄養を与えすぎても根っこは腐ってしまいます。
「おもしろそう」「やってみよう」「こうしたらどうなる?」などと、子ども自身が生活や遊びのなかで、興味や意欲を示し、その思いを受け止め、支えてくれる大人がそばにいると根っこはどんどん伸びていきます。
YMCAでは、見たり、聞いたり、触ったり、匂いをかいだり、味わったりと、子どもたちが五感を存分に用いて、心とからだを動かすことを大切にしながら、仲間とともに育ち合い、太くて長い根っこを伸ばしていってくれることを願って保育しています。太くて長い根っこを伸ばせば、雨や風などに負けない「太く頑丈な木」となり、一人ひとり違う花を咲かせ、その子らしい実をみのらせるでしょう。「根っこ」の成長は見えませんが、その子らしさを大切に、一人ひとりの成長を信じ、ともに喜び、見守っていきます。
保育方針
私たちは、子どもにとって心地よい居場所となります |
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保育者と保護者の愛の心と文化で、ありのままの子どもたちを包みます。 |
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年齢にふさわしい豊かな遊びの体験を通して、「やさしい心」「豊かな知性」「すこやかな身体」を培います。 |
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社会の一員として、人と地域に仕える心を大切にします。 |
目標
自分が愛されていることを知り、友だちを愛する子ども |
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やさしい心、すこやかな身体をもった子ども |
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感性と知性が豊かな子ども |
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自分で考え行動する子ども |
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他者との関わりに喜びを見出せる子ども |
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土、水、風、光の自然と親しむ子ども |
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平和を愛する子ども |