私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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キャンプ参加者の声

キャンプから戻った子どもたちを見て、保護者の皆さんは口をそろえて「一回りたくましくなった」と語ります。
キャンプの日々で得たものは、キャンプから帰っても、そしていつまでも、子どもたちの力となって生きる道を支え続ける――。
Experience that lasts a life time. 
まさに、「生涯の思い出となるかけがえのない体験」です。

子どもが成長できるキャンプ

小1、小6保護者/ボランティアリーダー経験者 芳賀真紀さん

私自身も小学生のとき、YMCAのグループ活動やキャンプに参加していました。とにかく楽しくて、自分でお年玉をためて「これでキャンプに行かせてほしい」と親にお願いしたほど。そして大学に入るとすぐにボランティアリーダーになりました。

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◆1週間のキャンプならではの体験

娘もぜひYMCAにと思い、3歳から水泳と定例野外グループに通い始め、小学6年生の今も継続しています。 小学2年生の夏、初めて1週間の「野尻小学生キャンプ」に参加した時には、毎晩泣いて疲れた顔をして帰ってきました。でもその後、楽しかった出来事を話し始めて「また来年も行く」と言い出したのです。それから毎年このキャンプに参加。6年生になった今年は、小1の妹に「一緒に行こうよ」と、キャンプソングを教えたりして"勧誘"しています。 初めての子どもにとって1週間のキャンプは長いかもしれないけれども、1週間だからこそ、ただ楽しいだけ、泣いてるだけではない体験ができる。苦しいことがあってもそれを乗り越えて解決できる時間があるこそ、成長できると思います。

◆子どもが成長できるYMCAキャンプ

YMCAのいい所はボランティアリーダーがいることですね。やっぱりお金で雇われた人とは全然違う。仲間のように寄り添ってくれる。リーダーならではの楽しさがあります。 もう一つは、自分で考える力を育ててくれること。他団体のキャンプには、子どもがまるでお客様のように、お膳立てされたプログラムを体験していくものもありますが、YMCAはプログラムだけでなく、そこに至るまでの過程を大事にしてくれます。仲間と相談して何をするか決めたり、つまらなさそうな子がいたら声かけて、遊びを工夫したり。そこには楽しいだけでないこともあるでしょうが、だからこそ成長があると思っています。

◆生きる力を身につけるために

この複雑な社会の中で、いずれは自立した大人になってしっかり生きていってほしい。そのためには、学校でも家庭でも経験できないYMCAでの体験、たくさんの仲間やリーダーたちとの出会いが、子どもにとって大切な肥やしとなると思っています。

素直な自分でいられる場所

中学3年生女子

私がユースキャンプに初めて参加したのは中学1年のときでした。友だちと一緒に申し込んだのではなかったので行く前は不安がありましたが、バスがキャンプ場に着く頃にはすっかりグループのメンバーと打ちとけていました。

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YMCAのキャンプには、グループに一人ずつ、大学生のリーダーがいて、一人ひとりをよく見てくれ、みんなが仲良くなるように支えてくれます。 だから絶対に友だちが作れます!キャンプ中はすべての時間が楽しくて宝物のようですが、その中でも特に私が好きな時間に、グループタイムがあります。それは、最初から何をするかが決まっているのではなく、リーダーとグループのみんなでその時間をどう過ごすか決めていきます。夏のキャンプでは、色とりどりの風船でいかだを作ったり、冬のキャンプではみかんを雪に埋めて冷凍みかんを作ったりしました。

それから、「ディボーション」も好きな時間です。それは夜寝る前に、グループの皆と一日を振り返り、明日の過ごし方などを話す時間ですが、リーダーも一緒に語り合う中で、お互いを深く知ることができますし、また自分自身の考えを深めることができます。私にとってYMCAのキャンプは素直な自分でいられる場所です。次のキャンプも楽しみにしています。

友だちができて楽しかった

小学5年生男子

ぼくは初めてYMCAのスキーキャンプに行きました。打合せ会に行った時には同じ学年の男子が少なかったし、友だちになれそうな子がいなかったので、出発前はとてもブルーでした。

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でも、帰るころには皆のことが大好きになりました。 意味のわからないゲームの話ばかりする子とか、ごはんを4杯もおかわりする子とか、しょうもないことで笑ってる子とか、いろんな子がいました。話が全然かみ合わないままの子もいたけれど、毎日一緒にご飯を食べて遊んでいるうちに、自然に仲良くなれました。そして、いろんな子がいることが面白くなって、どんどん楽しくなってきました。

ぼくはスキーもほとんどやったことがなかったから、行く前は「一人だけついていけなかったらどうしよう」と心配でたまりませんでした。でも、リーダーはとてもやさしくて、スキーの途中でアメをくれたり、どんな風に滑りたいか子どもの意見をちゃんと聞いてくれたので、全然こわくなくて、楽しく滑れるようになって気分がよかったです。

旅館も貸し切りだったので、大声で歌ったり、宝探しをして走り回ったりして楽しかったです。初めて会った友だちとのキャンプだったけれども、学校の仲良しの友だちと一緒に行ったスキースクールと同じくらいに楽しかったです。また皆に会いたいです。

キャンプの力を実感

高校1年生保護者 児島京子さん

娘が初めてYMCAのキャンプに参加したのは小学3年生の夏でした。小学校前はぜんそくがあり、保育園も半分以上欠席していたほど体が弱かったので、キャンプ期間中に体力がもつかどうか心配しました。

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またとても内気で、親しいお友だちにも意見が言えないほどだったので、新しいお友だちとの集団生活になじめるかどうか、とにかく親の私は心配でたまりませんでした。娘の前では笑顔で「いってらっしゃい」と見送ったものの、留守中の落ち着かない気持ちは、今でもよく覚えています。

でも帰ってきた娘は、キャンプで覚えた「虹」の歌を大声で歌い、「また行きたい!」と言いました。さらにグループリーダーから「グループの皆を笑わせてくれる、盛り上げ役だったです」と報告されたときには、本当にびっくりしました。普段とは違うお友だちの中だからなのか? リーダーの力なのか? 親の私自身も想像できなかった娘の一面が発揮されたように思いました。

帰宅後、夏休みの宿題で「夏の思い出」の絵を描いたのですが、娘は画用紙いっぱいに勢いよく富士山を描きました。「ボートに乗ったらね、富士山に虹がかかったんだよ。夕焼けの空に大きい虹が見えたんだよ」。たくさんのお話をしながら伸び伸びと描きあげたこの絵は、おかげさまで「入選」。富士山と「虹」の歌は、私自身にとってもいい思い出になりました。

それからは、冬休みのスキーキャンプにも参加。お正月には集まった親戚の前でキャンプソングや寸劇を披露したり、リーダーから教えてもらった手遊びをいとこたちに教えてあげたり。いろんな場面でYMCAキャンプの影響の大きさを実感しました。