私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

クラス内容

ソーシャルスキルトレーニングクラスで身につけること

ソーシャルスキル

  1. ● 仲間に入るスキル(集団参加行動領域) 学級活動や仲間遊びなどに一員として参加できるようになる

    「仲間に入るスキル(集団参加行動領域)」は他の4つのスキル(領域)すべての土台となります。集団への参加があって初めてその他のスキルの発揮が可能になるため、どの年齢・段階でも必ず必要になるスキルです。

  2. ● 言葉で伝えるスキル(言語的コミュニケーション領域)聞きとり・表現・質問など「言葉」を使いこなせるようになる

  3. ● 周りの様子を察するスキル(非言語的コミュニケーション領域)表情やジェスチャー、場の雰囲気をつかめるようになる

  4. ● 気持ちを理解するスキル(情緒的行動領域) 自分や相手の気持ちを理解し適切に振る舞えるようになる

  5. ● 自分や他者を知るスキル(自己・他者認知領域)自分と相手の共通点や相違点に注目し、整理する

日常生活の中では以下のような様々な原因・状況から、スキルを身につけることが難しいことがあります。

ルールが守れない

・ルールを理解していない
・衝動的な行動や多動がある

役割がこなせない

・役割を理解していない
・不利な役になると我慢ができない

状況が理解できない

・認知能力のかたよりやアンバランスさがある
・行動レパートリーの不足

それに対しASCAクラスでは「できる」体験を重ね、スキルを身につけていきます。

ルールを理解できる状況を確保

・ルール表の作成 ・板書 ・声かけ ・見本を見せる

ルールを守りやすくする工夫

・勝ち負けを強調しすぎない ・短時間での作業 ・ゲームにする

役割を体験する

・日直(あいさつ、号令)体験  ・リーダー役の体験

状況理解への援助

・着眼点を伝える  ・情報の取り入れ方の点検 ・適切な対応方法を考える

ライフスキル

  1. ● 社会システムを利用するスキル(社会システム理解領域) 生きていくために不可欠な社会的資源(お店、公共施設、交通、権利等)を上手に使用・利用できるようになる

  2. ● 対人関係を調整するスキル(対人関係調整領域)学校、職場、地域等の一般社会における様々な人との関わりを適切に調整・処理できるようになる

  3. ● 生活を管理するスキル(生活管理領域)家事や金銭感覚などを身につけて、生活・自活ができるようになる

  4. ● 自分を理解するスキル(自己理解領域) 自分の特徴と一般社会の現状や仕組みとの折り合いをつけられるようになる

  5. ● 余暇を楽しむスキル(余暇活用領域)休日の息抜きや人生を充実させることができるようになる

ソーシャルスキルとライフスキルについて

ソーシャルスキルとライフスキルについて

子どもを取り巻く「社会」には、「友人(学校)社会」と「一般社会」とがあります。
「友だちとうまく付き合っていける」という友人社会のスキルと「不特定多数の人たちの中でどうふるまうか」という一般社会でのスキルとの間には違いがあり、年齢によって必要性の比重が変わってきます。しかし、この2つは切り離せるものではなく、友人社会に対するスキルとして学んだことが、一般社会に対するスキルの前提となったり、応用されたりします。ASCAクラスでは、お子様の心理アセスメントをもとに、どのスキルをどのタイミングで取り入れるかを決定していきます。

●友人社会で必要となるスキル例

・話し合いをする
・仲良くする
・自分と友人の個性の違いに気づく
・共感する
・協力できる
・正しいことをきちんと主張する

●一般社会で必要となるスキル例

・電車に乗って出かけられる
・敬語が使える
・公共機関が利用できる
・悪徳商法に注意できる
・他人の印象を意識した身だしなみができる
・言いたいことがあってもがまんする


※現在学習指導クラスは開講しておりませんが、ご希望のある方はご相談ください。