私たち東京YMCAは、「青年」という言葉を生み出し、「たくましい子どもたち、家族の強い絆、支え合う地域社会」を築くための運動を展開する公益団体です。

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【感謝報告】ユニバーサルフェスタを開催しました

「車椅子の子どもも、クライミングを楽しめないだろうか」山中湖センター職員のそんな思いから生まれたのが、「ユニバーサルフェスタ」です。障がいの有無や年齢、性別、国籍などにかかわらず、すべての人の「やってみたい」という気持ちに応え、楽しく安心して過ごせる場をつくることを目的としています。

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開催にあたって、さまざまな協働がありました。事前には日本肢体不自由児協会の協力で、車椅子利用者の家族や「手の不自由な子どものキャンプ」のボランティアリーダーと山中湖センターの職員がクライミングや支える位置を何度も試しながら工夫を重ねました。足が地面を離れた瞬間に見せた子どもの笑顔、そして「クライミングをやってみたかったんだ!」という言葉。その一言が職員の心を強く動かし、このイベントを実現したいという思いを一層強めました。

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当日は山梨学院大学のスポーツ専門演習Ⅳ(谷口ゼミ)の学生らが運営に参加。さらにパラクライマーの平井亮太選手をはじめ、株式会社サンドストーン、日本パラクライミング協会、甲斐モンキー、やまなしパラクライミングセンターなど、多くの方々が駆けつけ、イベントを盛り上げました。

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雨の中での開催となりましたが参加者の表情は明るく、ある保護者は「子どもがクライミングで一番上までいけた!と目を輝かせていました。車椅子ユーザーなので、できたことがびっくり。またやりたいです。」と話しました。「やってみたい」という思いが叶い、「できた!」を実感できること――それは誰にとっても変わらない喜びです。


イベントのハイライトは、平井亮太選手によるクライミングパフォーマンス。腕の力だけで5.5メートルの壁を軽やかに登り、十数秒で到達した瞬間には、会場から大きな歓声と拍手が沸き起こりました。トークでは、27歳で発症した難病により車椅子生活となった苦悩、クライミングとの出会いによる気持ちの変化、変えられないことを受け入れ、変えられることに一歩を踏み出す大切さを語りました。

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「その一歩から、あの頃は想像もしなかった今がつくられている」と平井選手。2020年からパラクライミング競技をスタートし、2023年には世界選手権に日本代表として出場しました。「何か一歩チャレンジしてみたら、信じられないような未来が待っているかもしれない。チャレンジを迷う人たち、やってみようかなと思っている人たちの後押しができるような登りができる選手になりたい」という言葉で結びました。


山中湖センターは、1923年に日本で最初の常設型キャンプ場として誕生し、「精神・知性・身体の調和のとれた全人教育」を実践してきました。1980年の東京YMCA創立100周年には「障がい児と健常児が共に活動できる野外センターに改善する」という目標が掲げられ、トイレや浴室への手すり設置、通路の段差解消など、ユニバーサルデザインの施設づくりを進めてきました。現在もなお、誰もが安心して過ごせるキャンプ場として進化を続けています。

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ユニバーサルフェスタでは、さまざまな背景の人たちがともに同じ体験をし、笑顔で話すひとときがありました。互いを理解し、同じ体験を分かち合うことが、分断のない社会を築く一歩になると信じています。誰もが安心して生きられる社会を目指して、東京YMCAはこれからも、違いを受け入れ、尊重し合い、安心して過ごせる場をつくっていきます。

(広報室)

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