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都心の子どもたちに、ホタルとの出会いを|3年目を迎えた高等学院「ホタル観賞会」

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6月19日、東京YMCA山手コミュニティーセンターで、高等学院による地域異世代交流企画「ホタル観賞会」を開催しました。

小田原短期大学などと協働して取り組むこの活動は、今年で3年目を迎えました。自然と触れ合う機会が限られる都心部の子どもたちに、実際のホタルや放つ光に触れ、生命の営みを感じる機会を届け、自然や環境への関心を育むとともに、生き物を通して地域のさまざまな世代が交流することを目的に実施しています。

当日は、山手コミュニティーセンターを利用する子どもたちをはじめ、地域住民など、幅広い世代の約250人が来場しました。

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目の前で光るホタルに、子どもも大人も
会場となった教室には、ホタルが発光しやすいよう、木の枝や苔などを使って水辺の環境を再現しました。

ホタルが手に止まり、淡い光を放つと、「仲良くなれた」「私にも来てくれるかな」と声を上げる子どもたち。一方で、「遠くから見たい」と少し離れた場所から飛び交う光に「流れ星みたい」と見入る姿もありました。

保護者からは「子どものために来たけれど、大人の方が感動した」という声も聞かれ、世代を超えて生命の美しさや不思議を感じるひとときとなりました。

待機スペースには「ホタルの生態展示」や「世界の昆虫とのふれあいコーナー」も設置。ナナフシが枝に擬態する様子や世界のカブトムシなどを観察し、生き物の多様性にも目を向けました。

高等学院の生徒たちにとっても、地域の中で学ぶ機会に
このホタル観賞会では、高等学院の在校生や卒業生、スタッフが、事前準備から当日の運営までを担っています。

生徒たちは当日、来場者への案内や子どもたちのアンケート記入へのサポートなどを担当し、スタッフや仲間と協力しながら多くの来場者と関わりました。
生徒たちにとっても、幅広い世代の地域の方々と出会い、自分の役割を担いながら活動する大切な社会体験となっています。

3年間の実践が、2年連続のキッズデザイン賞へ
高等学院で積み重ねてきた「ホタル観賞会」の実践は、研究にもつながり、外部団体からの評価も受けています。

これまでの取り組みをもとに、小田原短期大学を中心にまとめられた研究「"都市部の子どもにホタルとの出会いを"都心型自然体験の可能性と効果」は、第19回キッズデザイン賞「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門(調査・研究カテゴリー)」を受賞しました。

そして本年度は、「都市の子どもにホタルの光を届ける 屋内自然体験『ホタル観賞会』」が第20回キッズデザイン賞「子どもの参加・参画部門」を受賞しました。小田原短期大学を中心に、東京YMCAをはじめとする関係機関がそれぞれの専門性を生かしながら積み重ねてきた活動が、2年連続で評価されることとなりました。

この活動は、都心部に暮らす子どもたちに本物の自然との出会いを届けるだけでなく、環境について考える機会や世代を超えた交流を生み出しています。異なる分野の団体が力を合わせることで、都市部だからこそできる自然体験の可能性を広げています。

ホタルとの出会いから、未来の環境を考える
東京YMCAが2030年の創立150周年に向けて掲げる「TOKYO YMCA VISION 150」には、5つの行動指針があります。その一つが、「子どもの未来のために環境を守ります」です。

環境を守るためには、まず自然と出会い、その美しさや生命の不思議に心を動かされる体験も大切です。

都心の教室で出会った、小さなホタルの光。「きれいだった」「不思議だった」という気持ちが、「ホタルはどんなところで暮らしているのだろう」「生き物が暮らせる環境を守るために何ができるだろう」と、身近な自然や環境について考えるきっかけへとつながっていくことを願っています。

東京YMCAはこれからも、地域や教育機関などさまざまな方々と協働しながら、子どもたちが自然と出会い、人とつながり、体験を通して未来の環境について考える機会をつくっていきます。

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